IT企業のオフィスが週末だけカフェに変身!/美雲カフェ(徳島県海部郡)

徳島県南部の漁師町にちょっと変わったシェアカフェがあります。それが『美雲カフェ』。
大阪のクラウドシステム開発会社『鈴木商店』のサテライトオフィス『美雲屋』が、週末だけ地域のコミュニティスペースとして開放され、カフェとして地元マダムが運営しています。

食事メニューは『漁師町ランチ』1500円(税込)のみ。
新鮮な魚介を中心とした“漁師町の家庭料理”で、季節や天候によって獲れる魚が違いますが、刺身をメインに地元食材で作った8〜10品がテーブルいっぱいに並びます。
撮影時も鰆とアオリイカの刺身、アオリイカの沖漬、ひじきのサラダ、タコのから揚げ、ブリの照り焼き、風呂ふき大根のあわび味噌のせ、白身魚の団子汁…などなど。
ごはんも地元のお米を圧力釜で炊いているので、もちもち。
おかわりもOKです。

デザートは地元で採れた天草で作るトコロテンです。
梨や柿、みかんといった季節の果物と組み合わせて毎回、手作りしています。

席数が少ないため、食事は基本、予約制です。
当日「今から行きます!」でもいいので電話連絡を。
宴会や貸し切り、料理のランクアップにも応じていて、特別コース3000円(税込)ではウツボのすき焼きが登場!
実は徳島県南部ではウツボは普段の食卓にものぼるほど一般的な食材で、その身は珍味として知られています。
ぷるんとした皮にはコラーゲンたっぷり。
身はあっさりしているので、濃厚な出汁とよく合います。
漁の都合により、必ず提供できるものではありませんが、伊勢海老やウニなど季節ごとの食材でアレンジしてくれます。

江戸時代は廻船問屋だったという築160年の古民家を改装し、昔ながらの風情とIT企業をイメージした現代風の建築様式とが融合するスタイリッシュな店内は不思議と落ち着き、長居してしまいます。

食器もこの地域で使われてきた江戸・明治・大正・昭和のものを使用。
漆のお盆はよく見ると赤・緑・黒の3色になっていて骨董好きは必見です。
徳島市内から車で約90分という距離ですが、ツーリングなどで全国から来客があるとか。
みなさんもぜひ行ってみてはいかがでしょうか!


美雲カフェ
住所/徳島県海部郡美波町恵比須浜210
電話/0884-77-0575(予約は土日以外も受け付け)
営業/11:00〜15:00
定休/月曜〜金曜(土、日曜のみ営業)
P/あり
http://www.suzukishouten.co.jp/mikumo_cafe/

瀬戸内Finderフォトライター 千葉大輔

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千葉 大輔

千葉 大輔

千葉大輔/フォトライター 1985年生まれ、徳島県三好市出身、徳島市在住。 大学卒業後、徳島の出版社にて様々なMOOKの編集長を務め、2014年4月フリーランスのフォトグラファーとして独立しました。 写真と同時に、コピーライター、エディターとしても活動してます。つか、他にも商品開発やなんやら、いろんなことやってます。求められれば何でもやる、徳島人のくせに阿波踊りドヘタ、そんな僕です。よろしくどうぞ。 http://www.quareal.net/

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