山口に本場ナポリ仕込みの美味しいピッツァ屋さんがあると聞きつけ訪れたのは、山口県周南市にある『久米ピッツァ lumaca(ルマーカ)』。住宅街にあって、かわいい赤色のテントがひときわ目につきます。
温かみのある色彩でまとめられた明るい店内に、座席は約28席。壁面が長イスなので30人くらいまでは座れそうです。
メニューは定番のピッツァが30種類。それ以外に季節の旬の食材を使ったピッツァが用意されるとのこと。ちょうど山口県オリジナルの野菜『ハナッコリー』を使ったピッツァがあるということで早速注文してみました。
『せっかくなので近くでどうぞ』と言っていただき、作るところを間近で見せていただけることに。
まずは材料の準備から。今回の主役であるハナッコリーを手際よく刻みます。ハナッコリーは中国野菜のサイシンとブロッコリーを掛け合わせたもので、山口県がオリジナル開発した野菜なんだそうです。
次はいよいよ生地の準備です。写真は事前に発酵させていた生地。かけてあった布巾をとった瞬間、発酵した小麦のいい香りがふわっと漂ってきました。
この生地を両手でリズムよく伸ばしていくと、あっという間にきれいな円形になっていきます。
そばで見ていると簡単そうに見えますが熟練の技ですね。
ハナッコリーとソーセージをたっぷりのせて、上からグラナ・パダーノチーズを振りかけます。
パルミジャーノチーズより塩分が控えめなので素材の味をまとめてくれるそうです。
いよいよ窯入れです。この窯はわざわざナポリからとり寄せたもの。開店準備と同時に火を入れて、お店をクローズするまで火は常にキープしているそうです。ピッツァを入れる直前に火の勢いを強め、このとき窯の中は下のほうは400度、上は800度くらいまで上がります。
炎は左から右に流れるので、それを意識しながら窯の中でピッツァを回転させて、まんべんなく火を通します。その時間はわずか1分半から2分。時間との勝負です。
焼きあがりました~!うーん、美味しそう!皮はふっくらこんがりと焼けて、具材とチーズもよい加減でとろけています。
テイクアウトもできるということなので今回は持ち帰ったのですが、時間がたっても生地はふっくら!ピッツァの温めはトースター派だった私ですが、オーナー曰く「電子レンジのほうが柔らかく仕上がりますよ」ということだったので、試しにチンしていただきました。さすがプロ!電子レンジだとチーズがとろりとほどよく溶けて美味しくいただけました。
お店でいただく場合は、お好みのピッツァにサラダ、ドルチェ、ドリンクがついたランチセット(1300円~)にすることもできます。今度はぜひお店でいただきたいと思います。
久米ピッツァ lumaca(ルマーカ)
所在地/山口県周南市大字久米2915-5
電話/0834-25-6606
営業時間/モーニング8:00~11:00 (L.O.10:30)、ランチ 11:00~15:00 (L.O.14:30)
ディナー 15:00~21:00 (L.O.20:00)
定休日/水曜日
席/28席
P/10台
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瀬戸内Finder 編集部
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