兵庫県明石市を代表するご当地グルメといえば、『明石焼』。
『明石焼』は、地元では『玉子焼』と呼ばれ、古くから愛され続けています。
この明石に昔から伝わる郷土料理とともに、海峡の街ならではの食文化とまちの魅力を全国に発信していているのが、今回紹介する『明石夢工房』。
実はこの『明石夢工房』は、毎年各地で行われるB-1グランプリでは上位入賞の常連であり、明石の名物を広くPRするため、市内外はもとより県外でも出張実演販売なども行っている、まちおこし団体『あかし玉子焼ひろめ隊』の隊長のお店でもあるんです!
同店では、地元の人にも他の地域から訪れた人にもわかりやすいようにと、地元名である『玉子焼』と、他地域での通称である『明石焼』をあわせた『あかし玉子焼』と呼んでいます。
では早速、あかし玉子焼を注文してみましょう。
お店のカウンター越しに、あかし玉子焼を作る様子が見られます。
たっぷりの卵と小麦粉、じん粉(浮き粉)をブレンドした生地を銅製の焼き鍋に流し入れ、ふんわりやわらかに焼き上げられたあかし玉子焼を長い菜箸を使ってくるくると手際よく返していきます。
焼き鍋をくるりとひっくり返すと、赤い板の上にはアツアツのあかし玉子焼がずらり。かつおの風味がきいダシ汁につけてほおばると、ふわっととろけるような口どけとやさしい食感が楽しめます。
美味しさの秘密は、もちろん具のタコ。豊富なエサに恵まれ、速い海流にもまれて育った明石の地ダコは身が引き締まって栄養たっぷり!
噛めば噛むほどうまみがあふれる新鮮な明石の地タコを使ったあかし玉子焼を、ぜひ一度味わってみてください。
「実は、新しい名物が最近登場したんです!」と店長の中村 悟さんとスタッフの江草さんが見せてくれたのは、立派なトロフィー。
年末に博多で行われた麺類の日本一を決める『U-1グランプリ』に参加したところ、初出場ながらも審査部門で堂々の第1位を受賞したのだとか。
それがこちらの『明石アナゴにゅうめん』(560円)。
おダシのきいたやさしい味のにゅうめんに、ふわとろ食感のあかし玉子焼と明石名物の香ばしい焼き穴子がトッピングされています。
これはハマる味!明石の新しい名物として人気急上昇中なんです!
そしてこちらは、縁日やお祭りなどでおなじみのベビーカステラ。
しかし、ここのベビーカステラは普通のベビーカステラではありません。『大黒堂の福玉焼』(9個入り300円~)と呼ばれる、他とはひと味もふた味も違ったもの。
その秘密は、この中身!
焼きたてを割ってみると、中はこんなにトロトロなんです。
中が半熟状になった『大黒堂の福玉焼』は、戦後間もないころから明石や近郊を中心とした縁日やお祭りなどで親しまれてきた味で、子どもから大人まで大人気の明石の地域限定ご当地グルメです。
型に素早く生地を流し込んで、絶妙な火加減で半熟状に焼き上げる技術はまさに職人ワザ!
新鮮な卵を使用していることはもちろん、半熟状に焼き上げても粉っぽくならないように白みそなどを加えた特製の生地でできています。
『あかし玉子焼ひろめ隊』とともに、明石名物の『明石焼』を中心に、全国に向けて明石名物をPRしている『明石夢工房』。明石の玄関口であるJR西明石駅から徒歩4分、国道2号線沿いという便利な場所にあります。
ぜひ明石にお越しの際は立ち寄ってくださいね。
明石夢工房 西明石店
所在地/兵庫県明石市花園町3-13
電話/078-929-1188
営業時間/11:00~21:00
定休日/火曜日
http://www.yumekoubou-akashi.jp/
※営業状況については、直接店舗へお問い合わせください。
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この記事を取材したフォトライター
瀬戸内Finder 編集部
地元の皆さんからの写真や、在住ライターの記事で発信する、瀬戸内地域の観光情報サイト、「瀬戸内ファインダー」を作る編集部です。 瀬戸内海を囲む兵庫県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、香川県、徳島県の7県に関わる旬な情報を日々更新しています。 お問い合わせは下記まで Email : staff@setouchifinder.com
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