本州と四国を繋ぐように位置し、雄大な自然を有する『淡路島』。
豊富な海鮮はもちろん、玉ねぎに代表されるように質の高い農作物が多い、食材の宝庫のような島です。
そんな淡路島の“美味”を本格フレンチで味わえるリゾートホテルがあります。
鳴門海峡を眼下に望む丘の上にあるオーベルジュ『HOTEL ANAGA(ホテル アナガ)』。
ホテルのメインダイニングであるレストラン『カドー・ドゥ・ラ・メール』で腕を振るうのは、総料理長の中野匡昭(なかのただあき)シェフです。
自身も淡路島の食材に惚れ込んでいるという中野シェフが最も大切にしていることのひとつが、“生産者との繋がり”。
特に、レストランで使用する野菜の約8割を仕入れる農家・豊田さんの畑には頻繁に通うそうです。
「豊田さんの作る野菜は、淡路島の野菜のなかでも特に味が濃くて、旨みが強いんですよね」と中野シェフは絶賛。
そんな全幅の信頼を寄せる豊田さんには、フランス料理に使用する特別な野菜を年間100種ほどオーダーして育ててもらっているそうです。
近くの漁港で仕入れる新鮮な海の幸も含め、つまり『カドー・ドゥ・ラ・メール』には淡路島の最高の食材が集まるわけです。
そして中野シェフが手掛ける料理は、驚くほどに繊細で彩り豊か。
「旬の海の幸と山の幸をうまく組み合わせることで、より一層両者の味が引き立つように」との言葉の通り、全ての素材の旨みを生かし、その良さを引き出すような料理に感じられます。
取材時に作っていただいたのは『淡路産の海の幸と山の幸のサラダ』。
玉ねぎ、カリフラワーなどたっぷりの野菜の上に、鯛、河豚、アオリイカ、タコ、足赤海老が彩り豊かに盛り付けられています。
そして秀逸なのが2種類のソース。
この赤と白のソース、実は玉ねぎをローストして作ったものです。
白玉ねぎと赤玉ねぎを使用した、まさに淡路島の恵みとも言えるソースです。
今度の休日は、雄大な景色を眺めながら、淡路島の“美味”をフルコースでぜひ味わってみてください!
HOTEL ANAGA(ホテル アナガ)
住所/兵庫県南あわじ市阿那賀1109
電話/0799-39-1111
http://www.hotelanaga.com/
瀬戸内Finderフォトライター 千葉大輔
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この記事を取材したフォトライター
千葉 大輔
千葉大輔/フォトライター 1985年生まれ、徳島県三好市出身、徳島市在住。 大学卒業後、徳島の出版社にて様々なMOOKの編集長を務め、2014年4月フリーランスのフォトグラファーとして独立しました。 写真と同時に、コピーライター、エディターとしても活動してます。つか、他にも商品開発やなんやら、いろんなことやってます。求められれば何でもやる、徳島人のくせに阿波踊りドヘタ、そんな僕です。よろしくどうぞ。 http://www.quareal.net/
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