萩といえば、吉田松陰など幕末に活躍した偉人たちを数多く輩出した城下町。
その偉人の一人、高杉晋作の旧宅のほぼ真裏にあるのが『庭園カフェ 畔亭(ほとりてい)』です。
800坪の敷地にある立派な邸宅の中でゆっくりお食事が楽しめるとあって、萩を訪れた観光客にも人気のお店です。
お食事ができるお部屋は3部屋と茶室が1室。
どのお部屋からも本格的な枯山水の庭園を眺めることができます。
今回取材を快くお受けくださったオーナーの吉井さん。元商社マンで長い間、アイルランドやオーストラリアに駐在されていたそうです。
現在は畔亭のオーナーとしてだけでなく、地域活性のお世話をしたり、山口大学の非常勤講師や山口日米協会理事を務めたりと大変多才かつ多忙な方です。
そんなアクティブな吉井さんですが、畔亭でずっと大切にしている仕事の一つが、豚の角煮作り。
山口県萩市むつみで肥育されたブランド豚“むつみ豚”を使用し二晩かけて煮込むという調理法は長年の研究から導き出したもの。
旨みは残しつつ無駄な脂だけ丁度よく抜けています。口にいれるとほどけるようにとろけました。
この角煮は、『小萩御膳』の中の一品。他にも地魚のお刺身や、萩の明木(あきらぎ)産のお米で炊いたご飯など、萩を丸ごと味わえる御膳として人気のメニューです。
写真中央の出汁巻き卵にはゴボウ巻きがはいっています。
このゴボウ巻きは蒲鉾の原料であるエソの皮でゴボウを巻いたもので、これも萩の名物なのだそうです。
他にも、萩の郷土料理でイトヨリのおなかにおからを詰めて甘酢に漬けた“きずし”を使った『喜寿司丼』や、
『長萩和牛とむつみ豚のハンバーグ』など、萩名物を使ったランチメニューが豊富にあり、取材中もランチ目当てのお客様がひっきりなしに訪れていました。
お部屋をつなぐ廊下にきれいに並べられていたのは萩焼の器たち。最近は萩焼と一口にいっても、さまざまなデザインや色があり、茶陶(茶の湯で使うための陶器)として有名だった萩焼も、最近は日常使いの器としても人気がでてきたそうです。
珈琲をいただいた萩焼の器もとても素敵でした。
庭園カフェ 畔亭
所在地/山口県萩市南片河町62
営業時間/11:00~16:30(L.O.16:00)
定休日/木曜、1月
電話/0838-22-1755
席/40席
P/8台
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この記事を取材したフォトライター
瀬戸内Finder 編集部
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