私が初めてマンゴーを食べたのは…高校生の頃?確か、珍しいモノ好きの父が買ってきたと記憶しています。
遠い外国で採れる甘い果実。きっと、とても暑い国から運ばれて来たんだろうと思いを馳せたものです。
そのマンゴーが、なんと、香川県三豊市財田町でも栽培されているのをご存知ですか?
マンゴー栽培を手掛けているのは、アンファームさん。
マンゴーなどのトロピカルフルーツが大好きだった安藤さんは、
自分の手で育ててみたいと思い、大きなビニールハウスを建て、栽培を始めたのだそうです。
栽培ノウハウも知らず、経験もゼロでしたが、「日本一おいしいマンゴーを作りたい」という思いを胸に、まず、マンゴーの産地である九州へ出向き、苗木を求め、土をつくり、温度管理を徹底し、肥料を工夫。そして、インドネシアにも何度も足を運んで、ついに、おいしいマンゴーを育てあげたのです。
アンファームが作る讃岐産マンゴー『乙姫』は、なんと糖度15度以上!
この甘さの秘密は、土にあります。アンファームがある山は、質のいい花崗土で出来ています。もともと植物の栽培に適した土なのですが、そこに玄米アミノ酸酵素や微生物の力で発酵させたボカシ肥料、そして、香川県の竹を粉砕し乳酸菌で発酵させた『さぬき孟芽』と呼ばれる肥料などを加え、マンゴーにたっぷりと栄養を与える土に仕上げているのだそうです。
マンゴーがたわわに実る温室内は、まるで南国の楽園!幸せな甘い香りが満ちています。
夏には、マンゴーのほかにドラゴンフルーツ、パッションフルーツ、スターフルーツ、レンブ、ライチなどが採れます。時期を少しずらして、桃やインドナツメなど珍しいフルーツが次々と実ります。
嬉しい事に農園近くには、アンファームさんのカフェがあり、夏にはマンゴーをはじめ、トロピカルフルーツ満載のデザートやドリンク。そして、秋から冬にかけては、地元三豊の旬の素材を使ったメニューが味わえます。
夏季限定メニューの『マンゴーパフェ』。
穫れたて新鮮なマンゴーが程良くひんやり!
一緒に盛られたクリームとからめながら口に運ぶと、マンゴーそのものの魅力に加え、また違った美味しさを発見できます。
こちらは、秋冬のメニューです。栗、梨、巨峰など地元採れたてフルーツを贅沢に詰め込んだ『旬の三豊フルーツパフェ』。マンゴーが穫れない季節も十分楽しめるカフェです。
その他、お腹をほっこり満たす珍しいメニューもあります。
まん丸いカタチが特徴的な三豊ナスを使った『三豊ナスのこんがりピザトースト』。
地元の山で仕留められた猪を使った『森の恵みジビエバーガー』!
これは、猪のお肉を財田のみそで風味付けした田舎風パテに仕立て、三豊のお米でサンドしたという、三豊市財田町にこだわった逸品です。
三豊市財田町へ、季節それぞれの味を楽しみに来てください。
マンゴーの収穫月は年によって異なりますが、5月頃です。
マンゴー農園 アンファーム
所在地/香川県三豊市財田町財田上6476-1
電話/0875-67-2336
【5〜10月】営業時間/9:00-17:30 定休日/毎週水曜
【11〜4月】営業時間/10:00-17:00 定休日/毎週火・水曜
http://www.fl-annfarm.com
瀬戸内Finderフォトライター
文章:川井 知子(ドリームネットワークアクティビティ)
写真:柳沢 高文(ドリームネットワークアクティビティ)
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瀬戸内Finder 編集部
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