まるで大きな湖を見下ろしているような景色。
こちらは徳島県鳴門市にある『ウチノ海』で、実は湖ではなく海(内海)なのです!
『ウチノ海』は四国本土と大毛島(鳴門海峡があることで有名)、そして島田島の三つの陸地に取り囲まれた内海で、
外海へ通じる海峡が3つあり、漁船などが頻繁に出入りしています。
こちらは3つある海峡の一つ『堀越海峡(ほりこしかいきょう)』。
『渦潮』で有名な鳴門海峡と同じく、干潮・満潮の時刻には激しい潮流が見られます。
しかし、その奥に広がる『ウチノ海』は陸地に囲まれていて高波などの影響を受けにくく、絶好の漁場となっています。
よく見ると魚釣り用の筏(いかだ)がたくさん浮かんでいて、この筏までは地元の漁船で行くことができます。
釣りを楽しむ一大レジャースポットでもあるわけです。
また『ウチノ海』の北側には丘陵を走り抜ける『鳴門スカイライン』が開通していて、眺望の良いドライブコースとして有名です。
『鳴門スカイライン』のコース上にはいくつかパーキングエリアが整備されていて、こちらはその中で最も高い位置にある『四方見展望台(よもみてんぼうだい)』。
駐車場の前にはベンチや展望鏡が設置されています。
実は、この『四方見展望台』から西側へ歩いてすぐの位置にある陸橋付近が一番オススメのビューポイント!
手前にほとんど障害物が無く、眼下に横たわる『ウチノ海』のほぼ全景が見渡せます。
もちろん車の車窓から見る眺めも素晴らしく、この地点が『鳴門スカイライン』のハイライトです!
この橋の上を走っていると、北側(写真では右側)には外海(播磨灘)も見えますよ。
一方、こちらは『ウチノ海』の南岸に位置する『鳴門ウチノ海総合公園』。
園内にある『海辺のプロムナードゾーン』では、『ウチノ海』を横目に見ながら散歩が楽しめます。
奥の方に目をやると、冒頭でご紹介した『堀越海峡』やその上を通る『鳴門スカイライン』の陸橋も見えます。
『鳴門ウチノ海総合公園』は入園無料で、広大な敷地には運動場や各種スポーツ施設もあり、春には桜、秋にはコスモスなど季節の花々も楽しめます。
『鳴門スカイライン』のように眼下に『ウチノ海』を一望するような景色は見られませんが、広大な芝生エリアやデイキャンプ場もあって、家族で一日ゆっくりと過ごすのに最適な公園です。
周囲を陸地や島が取り囲み、波が穏やかでまるで湖のように見える『ウチノ海』。
鳴門にお越しの際には、『鳴門海峡の渦潮』と併せて、『鳴門スカイライン』から望む『ウチノ海』の絶景もぜひ堪能してくださいね!
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鳴門スカイライン
所在地/徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦~瀬戸町北泊
駐車場/あり(無料)
http://www.shikoku.gr.jp/spot/708
http://www.naruto-mon.jp/corp/yomomitenbodai
鳴門ウチノ海総合公園
所在地/徳島県鳴門市鳴門町高島字北679番地
開園時間/午前6時~午後8時
定休日/パークセンターは毎週火曜日(祝日の場合はその翌日)
※ただし、4月・5月・9月・10月・11月は火曜日も開館
※公園は年間を通してご利用いただけます
駐車場/あり(無料)
電話/088-687-3175
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
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この記事を取材したフォトライター
松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
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