晴れの国といわれる岡山は、白桃、マスカット、ピオーネの生産量全国1位を誇ることから『フルーツの国』としても有名です。岡山市では、岡山県産の旬の果物をたっぷり使ったフルーツパフェが食べられるお店が市内にたくさんそろい、『フルーツパフェの街おかやま』としても話題に。
フルーツパフェの街を代表する絶品パフェが食べられる、地元イチオシのカフェをご紹介します。
岡山後楽園の正門から鶴見橋を渡ってすぐ。交差点に面した四つ角に昭和初期の建物を改装したビルが見えてきます。目指すのは、この建物の1階にあるレトロモダンな『cafe Antenna』。
一面がガラス張りで日中は明るい光が燦々と差し込む、天井が高く開放的な店内です。
地元・岡山市出石町の出身で、米国で活躍した日本人美術家・国吉康雄の大きな写真が掛けられているのも印象的。
同店の名物は、フルーツパフェとスリランカ人直伝のスリランカカリー。
ふたつの名物を両方食べたいというよくばりさんには、『Antenna Freak Set』がオススメです! 旬のフルーツをを大胆に使ったゴージャスな『いづし大正浪漫パフェ』と地野菜がたっぷりのったミニ『スリランカカリー』がセットになった最強コンビ。
岡山名物のサワラとガラエビからとったスープで作る珍しいカレーは、ほどよい辛さとスパイス感がやみつきになりそうな、食欲を刺激される味。
トッピングされた地元産の8種類の野菜とご飯をしっかりかき混ぜて、パパダと呼ばれるとうもろこしのせんべいを小さく砕いてふりかけてから食べるのが、正しい食べ方だそうです。
「昔神戸に住んでいた母が、隣家のスリランカ人から教わった本場のカレーがベースになっています。岡山に嫁ぐときに持ってきた料理で、約70年の歴史をもつカレーなんですよ」とオーナーの御領園さん。
同店の看板メニューである『いづし大正浪漫パフェ』には、岡山県産のブランドいちご『吉備のおおきみ』と大切りのメロンがトッピングされています。中に詰め込まれたミルクとイチジクのジェラートは、地元岡山の牧場から取り寄せるこだわりのジェラート。品の良い甘さとフルーツのさわやかさが楽しめる魅惑的なパフェです。
トッピングのフルーツとジェラートは、季節によって変わります。5月末からは、イチゴのかわりにマスカットが登場するのでお楽しみに!
寛ぎながら、ちょっとした作品鑑賞ができるのもこちらのカフェの魅力。
ギャラリー風になった店内には、地元の作家による素朴で土味にあふれた備前焼の器が展示販売されています。気に入ったものがあれば手に取ってみてください。
光とガラスの織りなす美しい色のステンドグラスランプが並べられたスペースも素敵です。
お茶を飲みながら、いつまでも眺めていたくなるほど。
「この店だけがにぎわうのではなく、この一帯をにぎわいのある魅力的なエリアにしたい。出石町に興味をもってもらい、多くの人に来てもらえたら」とオーナーの御領園さん夫妻。
8月の岡山後楽園・夜間特別開園『幻想庭園』期間中は、お店の前の通りに備前焼のランタンを置いてライトアップ。クリスマス前の1か月間はステンドグラスランプで夜間に店内をライトアップし、訪れる人に街の魅力を感じてもらえるような試みにも力を入れています。
夫妻のアットホームで気さくなおもてなしが心地よく、思わず長居したくなってしまう素敵なカフェ。岡山後楽園を訪れたら、ぜひ立ち寄ってみてください。
■cafe Antenna
住所/岡山市北区出石町1-8-23
TEL/086-221-9939
営業時間/11:00~18:00
定休日/火曜日
アクセス/岡山電気軌道東山線城下駅より、後楽園正面入口方向へ徒歩7分
HP/http://antenna88.exblog.jp/
瀬戸内Finder編集部
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