岡山城は、下見板に黒漆が塗られていたため外観が黒く、太陽の光に照らされるとまるで烏(からす)の濡れ羽色のように見えることから、『烏城(うじょう)』とも呼ばれています。
後楽園と城をつなぐ、月見橋から眺める天守はまるで絵葉書のよう。
もう少しお城に近づいてみましょう。黒で彩られた壮麗な天守が夕日を浴びて美しく輝いています。
豊臣秀吉に厚遇されて大大名となった宇喜多秀家が、8年もの歳月をかけて慶長2年(1597年)に完成させた岡山城。天守は残念ながら昭和20年の空襲で焼失してしまいましたが、昭和41年に外観が復元されました。
今度は、真下から見上げてみました。
今でこそ金の鯱がアクセントになっていますが、当時は屋根瓦が全て金色だったそうで『金烏城』とも呼ばれるほど絢爛豪華なお城だったようです。想像してみると面白いですね!
天守は、石垣からの高さが20.45m。その最上階、6階からの360度の眺望は格別です!旭川とその向こうに広がる後楽園を眺めれば、かつて城下を治めたお殿様のような気分になれそう。
そして、こんな至近距離で屋根瓦を見ることもできます!思わず手を伸ばして触りたくなってしまうような距離ですが、残念ながらガラス越しです。
ひとつ下の5階に下りると今度は金鯱が目の前に。後楽園と旭川をバックに撮影するのがオススメです。
城内では、歴史や歴代城主ゆかりの資料を展示しているだけではなく、さまざまな体験ができることでも知られています。
2階にある城主の間では、お殿様やお姫様の衣装を身につける体験ができます。なんと着付け体験料は無料!カップルや夫婦で岡山城を訪れたら、ぜひぜひ2人そろって衣装に着替え記念撮影してみてください。
岡山が世界に誇る土と炎の芸術といえば備前焼ですが、なんとこの城内にも備前焼の工房があります。1階にある『岡山城天守閣内備前焼工房』では、誰でも気軽に土ひねりが楽しめます。岡山の旅の記念に、自分だけの備前焼作品を作ってみるのも楽しいですね。
1階には、限定グッズが買える土産物屋や、名物『お城パフェ』がいただける茶店もあって、まだまだ盛りだくさんに楽しめます。
歴史に興味があってもなくても楽しめる、エンターテイメントな岡山城に一度お越しください。
岡山城
住所/岡山県岡山市北区丸の内2-3-1
TEL/086-225-2096
開館時間/9:00~17:30(入場は17:00迄)
休館日/12月29日~31日
入場料/大人300円・小人(小中学生)120円
アクセス/岡山電気軌道東山線城下駅より徒歩10分
https://okayama-kanko.net/ujo
瀬戸内Finder編集部
この記事が役に立ったらいいね!してね
関連キーワード
関連記事
この記事を取材したフォトライター
瀬戸内Finder 編集部
地元の皆さんからの写真や、在住ライターの記事で発信する、瀬戸内地域の観光情報サイト、「瀬戸内ファインダー」を作る編集部です。 瀬戸内海を囲む兵庫県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、香川県、徳島県の7県に関わる旬な情報を日々更新しています。 お問い合わせは下記まで Email : staff@setouchifinder.com
Hashtags
旬のキーワード