「虫明の迫門の曙見る折ぞ都のことも忘れにけり」
平忠盛は、この朝日を玉葉和歌集でこのように詠んだそうです。
虫明(むしあげ)からの朝日は、『日本の朝日百選』にも選ばれています。
その景勝は、平安時代から風流人の間で広く知られ、平清盛の父・忠盛もこの地を訪れて朝日を眺めたいう、平安時代からの絶景日の出スポットです。
二百十日(立春から数えて201日目、9月1日頃)には、瀬戸内の幾重にも重なる島と島の間、海と空の接するあたりから朝日が昇ります。
『迫門の曙』の景勝眺望地は、JR赤穂線邑久駅から車で25分。または岡山ブルーライン虫明ICから車10分ほど。
虫明漁港を望む太平山の中腹、『岡山いこいの村』に向かう途中に目印の看板があります。
虫明漁港を望む宿泊施設・岡山いこいの村。宿泊して朝日を見ることもできます。
岡山いこいの村にある平忠盛の歌碑。
もちろん昼間も絶景。
冬は空が澄んでいて遠くの島々まで一望できます。虫明は牡蠣の養殖が盛んなのでこちらも合わせて楽しめます。
平安の時代から変わらないであろう、瀬戸内海の多島美に昇る美しい朝日を望み、悠久の時に思いを馳せてみてはいかがでしょう?
太平山
アクセス:JR赤穂線邑久駅/車25分、または虫明行きバス40分/終点下車、岡山ブルーライン虫明IC/車10分
HP:瀬戸内市<http://www.city.setouchi.lg.jp/kankou/spot35_musi.html>
瀬戸内Finderフォトライター:アサイアサミ/浅井克俊(ココホレジャパン)
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ココホレジャパンは、岡山を拠点に全国で「地域の魅力を広告する」インディペンデントでオルタナティブな広告会社です。 雑誌「TURNS」の企画制作、岡山を代表する魚「ままかり」の可能性を探すプロジェクト=「ままかRe:Project」の主催のほか、CMやグラフィック制作など、広告屋さんぽいこともたまにしています。 大都市のモノマネ・劣化版ではない、その地域・企業だけの魅力を掘り起こし、デザイン・編集して、「これ、いいでしょ!」と伝えていく。 それが私たちの仕事です。 ココホレジャパン http://kkhr.jp
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