珍しい灯台に洞窟探検!? レンタサイクルで男木島を巡ろう!/男木島北部の名所めぐり(香川県高松市男木町)

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瀬戸内海に浮かぶ離島『男木島(おぎじま)』。
2016年に開催される『瀬戸内国際芸術祭』の開催地の一つで、高松港からフェリーに乗って約40分で行けます。

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写真左側の一風変わった建物は『男木交流館』で、元々は2010年の『瀬戸内国際芸術祭』のアート作品の一つとして建てられたもの。
フェリーが着く男木港のすぐ前にあり、現在は観光案内所となっていて、帰りのフェリーの乗船券もここで買えます。

また、『男木交流館』では電動アシスト付きのレンタサイクルを貸出していて(3時間500円)、男木島の名所巡りに便利です。
※2021年8月現在、レンタサイクルの取り扱いは終了しています
さっそくレンタサイクルを借りて、男木島の最北端を目指して出発!

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序盤にちょっとした登り坂があるのですが、電動アシストのパワーに助けられて簡単に登っていけますし、その後は比較的平坦な道のり。
約10分ほどで、男木島の最北端トウガ鼻にある『男木島灯台(おぎしまとうだい)』に到着です!

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『男木島灯台』は明治28年(1895年)に建造された珍しい御影石(みかげいし)造りの洋式灯台で、『日本の灯台50選』に選定されていて、日本に2基しかない無塗装の灯台の一つです(もう一つは山口県の『角島灯台』)。

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灯台守とその家族を描いた映画『喜びも悲しみも幾歳月』 (昭和32年) のロケ地の一つとなったことでも有名で、灯台に隣接する旧灯台職員宿舎は現在は資料館として公開されています。

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資料館の中の様子はこちら!
全国の主要灯台の位置を示す電子パネルや灯台の模型が展示されています。

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次に『男木島灯台』を離れ、行きに通った道をやや引き返して『男木島遊歩道』の入口にやってきました。

レンタサイクルを停めて、ここからは男木島北部の山道を歩くちょっとしたトレッキング。なかなか急勾配な場所もあり、何度か休憩しながら坂道をゆっくりと登っていきます。

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約20分ほどで展望台に到着。
休憩小屋があって、ここからは男木島の北西方向の景色が一望できます!

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さらに展望台から100mほど奥に『ジイの穴』と名付けられた岩窟があります。
入口は狭くて小さな穴に思えるのですが…

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岩窟の中は、想像以上に広くて奥行きがあります。
実はここは桃太郎伝説で鬼の副大将が逃げ込んだとされる場所足場に注意しなければなりませんが、中に入ってちょっとした洞窟探検もできますよ!

この後『ジイの穴』から再び展望台方面へ戻り、分かれ道を経て約15分ほど遊歩道を進むと『タンク岩』があります。

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こちらが『タンク岩』!

標高213mのコミ山の山頂近くにあって、瓦礫のような岩が転がる急な斜面を慎重に登っていき『タンク岩』の近くで振り返ると、素晴らしい景色が広がっています!

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その景色がこちら!男木島の北東方面の景色が一望でき、登り道の疲れを吹き飛ばしてくれるような雄大な眺めに感動!
北側に『豊島(てしま)』が見え、その右隣りに『小豊島(おでしま)』が浮かび、さらにその右奥に大きな『小豆島』が横たわります。

帰り道はほとんど下りですので、気持ちもだいぶ楽です!
再びレンタサイクルを停めた場所に戻り、『男木交流館』へと帰路につきました。

今回ご紹介した男木島北部の名所を巡るコースの所要時間は、レンタサイクルを利用すれば約2時間ぐらい。
サイクリングにトレッキングと、普段よりもちょっとハードな運動をした後はお腹も空く頃。 

『男木交流館』の近くには『村上商店』や『男木島cafeTACHI』といったお食事処がありますので、『男木島』ならではのグルメもぜひ堪能してくださいね!

 


男木島灯台と男木島灯台資料館
住所/香川県高松市男木島1064-2
営業時間/資料館は9時~16時30分
【開館日】 原則日曜日と祝日のみ開館
     7月1日から8月31日まで、瀬戸内国際芸術祭会期中は毎日開館 ※荒天時等閉館となる場合がございます。
観覧料/無料(灯台の中には入れません)
https://www.my-kagawa.jp/point/2463/

男木交流館(電動レンタサイクル貸出場所)※2021年8月現在、レンタサイクルの取り扱いは終了しています
住所/香川県高松市男木町1986
開館時間/6:30~17:00
貸出時間/9:00~17:00
利用料金/レンタサイクル1台につき3時間500円(延長1時間につき100円追加)
     ※貸出保証金3,000円が必要(レンタサイクル返却時に返金されます)
電話/087-873-0006
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/16399.html

男木島へのアクセス情報(雌雄島海運のフェリー)
所要時間/約40分(高松-女木島:約20分、女木島-男木島:約20分)
旅客運賃/大人510円 小人260円(高松-男木島の片道料金)
http://ogijima.info/access/

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松岡 広宣

松岡 広宣

松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/

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