瀬戸内海に浮かぶ離島『男木島(おぎじま)』。
2016年に開催される『瀬戸内国際芸術祭』の開催地の一つで、高松港からフェリーに乗って約40分で行けます。
フェリーは男木島の南西部に位置する男木港に到着しますが、港のすぐ前の密集した集落の中に今回ご紹介するグルメスポット『男木島cafe TACHI』があります。※2016年11/6(日)閉店されます。
男木島には平坦地が少なく、集落には高い石垣や急勾配の石段が組まれ、住宅と住宅の間を縫うように細道が通る独特の景観となっています。
『男木島cafe TACHI』も狭い路地裏にお店の入口があって、ちょっと見逃しそうになるのですが、開店日には次々とお客さんが訪れる人気の食事処。
しかも店内はアットホームな雰囲気で、即興で三線(さんしん)の演奏会が始まったりして、とても和やかなひと時を過ごせます。
そして、今回ご紹介するお料理がこちらの『男木島ねこまんま』(500円)!
2016年の『瀬戸内国際芸術祭』の開催期間限定のメニューです。
なぜ『ねこまんま』なのかというと…
実は『男木島』は『現代アートの島』の一つとして知られているのと同時に『猫の島』としても有名で、島のいたるところで可愛らしい猫たちに出会える島なんです。
しかも猫たちはとても人懐っこくて、島へ遊びに来た人の前でくつろぐのが大好き!
こうした猫たちに会うことを目的にわざわざ遠くから『男木島』へ来る猫ファンも急増中だとか。
このような『猫の島』から着想を得て、『男木島』らしさを打ち出すメニューとして新登場したのが『男木島ねこまんま』なのです!
男木島の手づくり麦味噌で作った『みそ汁』と花かつおをまぶした『あったかご飯』のセットで、3種類のトッピングをご飯と混ぜ合わせて食べるちょっとユニークな食べ方も特徴的。
それでは、3つのトッピングをご紹介しますね!
まず一つ目のトッピングが『ひしお』。
これも男木島手づくりのもので、男木島近海で獲れる魚介類を塩漬けにして作ります。
あったかご飯と混ぜ合わせて食べると、その絶妙な美味しさと良い香りに思わず顔がほころびます!
二つ目のトッピングが『醤油(しょうゆ)』。
瀬戸内海といえば小豆島をはじめ、醤油の生産が盛んな地域。
花かつおと醤油という普段でも食べられそうなシンプルな組み合わせですが、男木島で食べるとなぜかより美味しく感じます!
そして三つ目のトッピングが、ななな、なんと『みそ汁』を豪快にぶっかけちゃいます!
こちらが完成形。男木島手づくりの麦味噌で作った『お味噌汁かけご飯』ができあがりました!
ところで、東日本ではご飯にかつお節をかけて混ぜ込んだものを『ねこまんま』と呼ぶ傾向があり、西日本ではご飯に味噌汁をかけたものを『ねこまんま』と呼ぶそうです。
『男木島ねこまんま』は東西両方の風習を取り入れたものなんですね!
さて、ここでお気づきだと思いますが、トッピングの一つ目と二つ目の『ひしお』と『醤油』の組合せはともかく、三つ目の『みそ汁』も含めた3種類の味を堪能するには、1回の食事だけでは不可能です(笑)。
男木島の魅力は猫たちや現代アート作品だけでなく、北部では『気軽なトレッキング』もできますし見所たくさんの島です!
『瀬戸内国際芸術祭』の期間中ならいつでも食べられますので、ぜひ2度、3度と『男木島』を訪れてみてくださいね!
2016年11/6(日)閉店されます
◇男木島cafe TACHI
所在地/香川県高松市男木町111
営業時間/11時~16時
営業日/不定休(瀬戸内国際芸術祭2016会期中は無休)
電話/080-6285-4773
http://ogijima.info/eatandstay/tachi/
http://cafetachi.jimdo.com/
◇男木島へのアクセス情報(雌雄島海運のフェリー)
所要時間/約40分(高松-女木島:約20分、女木島-男木島:約20分)
旅客運賃/大人 510円/小人 260円(高松-男木島の片道料金)
http://ogijima.info/access/
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
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この記事を取材したフォトライター
松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
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