四国八十八カ所霊場の七十五番札所の『善通寺(ぜんつうじ)』と七十六番札所の『金蔵寺(こんぞうじ)』を結ぶお遍路道沿いのちょうど中間地点に、ゲストハウス『風のくぐる』はあります。
建物には、大小さまざまな大きさの窓がたくさん。
これは、『光と風がたくさんくぐる』=『お遍路さん・ライダー・サイクリスト・バックパッカー・ファミリーと、旅を愛する人がたくさん集まってくる』場所にしたい、というオーナーさんの思いから考案され、窓の数は全部で54もあるそうです。
玄関に入るとすぐに目に入るのが、大きな黒板とソファ。
近づいて見てみると、宿泊したゲストたちが残していったメッセージがぎっしり。
ゲストは、お遍路さんはもちろんのこと、青春18切符を使って旅をする学生や家族連れの旅行者も。
この黒板の前で、ゲスト同士はもちろん、オーナーさんも一緒になって記念撮影をすることが多いので、『風のくぐる』にとって象徴的なスポットになっています。
1階には、ゲストが自由に使えるカウンターキッチンが併設されており、滞在しているゲスト同士の交流の場になっているのだそう。
近くのスーパーで地元の食材を調達して、みんなでわいわい料理をつくるのも楽しそうですね。
客室のある2階へ。
客室のプレートをふと見ると、・・・「かけ(小)」?うどんのメニュー・・・?
なんと、客室には讃岐うどんの名前がつけられており、他の客室も「かけ(大)」、「釜たま」などユニークな名前がつけられていました。
室内は、モダンで清潔。とても居心地が良さそう。
部屋のタイプも、ひとり旅の強い味方のドミトリー、家族やグループでもゆったり滞在できる個室、とさまざまなニーズに対応しています。
1日に20~30km歩く人もいるというお遍路。
疲れを癒せるように浴槽が用意されていたり、洗濯機が無料で使えるようになっていたり、お遍路ゲストハウスならではのサービスも充実しています。
閏年(うるうどし)の2016年は、香川の八十八番札所から出発して四国を左回りに、徳島の一番札所へと巡る『逆打ち』をすると巡礼3回分の御利益があると言われています。
この機会に、お遍路と一緒にゲストハウス滞在体験をされてみてはいかがでしょうか。
ゲストハウスお遍路宿 風のくぐる
所在地/香川県善通寺市上吉田町306-1
電話/0877-63-6110
宿泊料金/2,900円~(素泊まり1名利用の場合)
http://kuguru.net/index.html
瀬戸内Finderフォトライター 小林有美
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瀬戸内Finder 編集部
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