『花燃ゆ』の舞台に行こう!VOL.5 志士闊歩の街・防府/山口県防府市

NHK大河ドラマ『花燃ゆ』のヒロイン・井上真央が演じる杉文(のち美和子)、そして大沢たかお扮する小田原伊之助(のち楫取素彦/かとりもとひこ)。後年、夫婦となるこの二人が、晩年を過ごした街がここ山口県防府です。

防府と言えば真っ先にその名があがる『防府天満宮』。今回の旅は、ここ天満宮の参道脇にたたずむ『芳松庵(ほうしょうあん)』からスタートです。

まずはこちら!

芳松庵の門をくぐり、すぐ左手に現れる『暁天楼(ぎょうてんろう)』。
1階が漬物置き場、2階に隠れ座敷を持ちます。激動の幕末期、維新の志士がよく滞在し、隠れ座敷で密議を計ったと言われる史跡です。使用していたのは高杉晋作、木戸孝允、伊藤博文、山県有朋、品川弥二郎、坂本龍馬などそうそうたる面々。彼らが墨で文字を書いたと言われる戸袋が今も残っています。

1階の漬物置き場を抜けると、防府天満宮御神木がそびえ立ちます。

写真に収まりきらない樹齢約800年の巨大なクスの木。幕末の志士らを目撃した唯一の生き証人と言えるかもしれませんね。


奥の茶室では、雅な庭園を眺めながらゆっくりお抹茶がいただけます。幕末に思いを馳せつつ、ほっと一息。

「結構なお手前でございました。」

茶室を後にして、次の史跡へ。探すまでもなく、芳松庵の真向かいにあります。

『大専坊跡(だいせんぼうあと)』。
激動の幕末期に、この地方を警固する諸隊の屯所として使われていたという長州藩の重要拠点の1つ。のち初代総理大臣となる伊藤博文は幼少の頃ここで学んでいたとか。

防府天満宮の観光とあわせてここだけで一日が過ごせてしまいそうですが、まだまだ立ち寄りたい場所が防府にはゴマンとあります。駆け足でご紹介しましょう。

『英雲荘(えいうんそう)』
日本海側の”萩”と、瀬戸内側の最重要拠点”防府”を結ぶ『萩往還』。維新ロードとも言われる、歴史上重要な役割を果たした道の終点に建つ御茶屋です。
注目ポイントはなんといっても襖(ふすま)!模様替えのたびに貼り重ねられてきた襖絵を何枚もさかのぼり、当初のものを復元。再現できないものはすべて手書きで模様付けが行われたということです。

『花燃ゆ』ファンにはぜひ訪れて欲しい、『楫取素彦夫妻の墓』。
吉田松陰の妹・文はここに眠っています。大河ドラマの終点はここかも?

最後になりましたが、こちらを紹介しないわけにはいきません。

『ほうふ花燃ゆ大河ドラマ館「文の防府日和。」』
ドラマで使われた衣装や小道具、志士が闊歩していた頃の防府の街を再現したCG映像やジオラマなど。『花燃ゆ』の世界に浸れる展示や工夫がいっぱいです。オープニングセレモニーには楫取素彦夫妻を演じる大沢たかおさん、井上真央さんも駆け付けたとか。

『花燃ゆ』を先取りするぶらり旅。”志士闊歩の街・防府”の登場はおそらく中盤以降…今からでも十分に間に合いますよ♪


【おいでませ!山口】
●志士闊歩の街・防府
幕末維新の志士たちが闊歩し、薩長連合軍が討幕に向けて出発した地。今回ご紹介した場所以外にも『毛利氏庭園』や『三田尻御舟倉跡』など見どころ盛りだくさん!詳しくは以下の特設サイトをご覧ください。
URL/http://www.ishin150.jp/ishin/places?area=2

瀬戸内Finderフォトライター 藤本雅史

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藤本 雅史

藤本 雅史

藤本 雅史/フォトライター 東京の広告会社と編集プロダクションを経て、3.11をきっかけにルーツである山口県に移住。 はじめは地域おこしと意気込むも、人口約100人の島のばあちゃんから聞いた「無人島になっても、それが自然なことならええ。またいつか人が住みつくときが来ようね」の一言に感銘を受け、肩の力が抜ける。 以来、雑誌や広告の企画・編集・執筆と少しの農業を生業としながら、大きなスケールの小さな声を求めて瀬戸内をあるく日々を過ごす。

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