北浜alley内にあるキッシュ専門店
JR高松駅から徒歩10分ほど、高松ベイエリアの人気スポット『北浜alley(アリー)』のなかに、おいしそうな匂いの漂う一画があります。
いつだって、このお店の前を通るとお腹が空くのです。その名も『206 TSU MA MU(ツマム)』。
全国でも珍しい、キッシュの専門店です。
『北浜alley』全体がそうであるように、こちらも海辺の古い倉庫をリノベーションしたおしゃれなお店です。
入ってみると、ふわっと香ばしい匂いが。そして目の前にはたくさんのキッシュ。
噂では、ここに『かまたまキッシュ』なるものがあるということなのですが……。
さっそく店長さんにお話を伺いました。
店長さんも奥様も、海外で料理について学んだ経験があります。そんなふたりが始めたキッシュ専門店。
こだわりは?
「パイ生地は使わず、ブリゼ生地。ロレーヌ地方のレシピです」
何でも、日本のキッシュのほとんどは、外国人に言わせればキッシュじゃないそう。
生地がそもそも違うのだと言います。
「それから、野菜は安全なもの、できる限り香川県のものを使っています」
常時20種類は置いているというキッシュは、そのバリエーションに驚きます。
なかでも、『麻婆豆腐キッシュ』や『お好み焼きッシュ』などはインパクト大です。
これは、女性向けのイメージが強いキッシュを、男性でもどっしり食べてもらいたいという思いからできたものだそうです。
見たことのない創作キッシュがズラ〜!
問題の『かまたまキッシュ』について尋ねました。
「今は『讃岐もち豚うどんキッシュ』ですよ」
友人である『純手打ちうどん よしや』の店長にアドバイスされ、作ってみたのが『うどんキッシュ』。
はじめは敬遠されがちだったものの、観光客から火がつき、今では人気キッシュの仲間入り。
種類も『かまたま』だけではなかったようです。
キッシュとうどんが合うのか、疑問に思った方はぜひ食べてみてください。驚きます。
麺がそのまま入っているのが見えますか?
さくさくのブリゼ生地ともちもちの麺、食感も味も違ってそれがいい。
味付けもしっかりうどんで、外国っぽいおしゃれなキッシュなのに、香川県民のソウルフードうどんを食べているという不思議な感覚です。
そんな『206 TSU MA MU』での一番人気は、本場の味が食べられるとあって、やはり定番の『キッシュロレーヌ』。香川県は白鳥のアスパラガスを使用しています。
ところで、キッシュといえば三角形を思い浮かべる方が多いと思います。ではどうしてこちらではちいさめの円形のキッシュなのか。
片手でつまんで食べられて、軽くつまめる量。これが『206 TSU MA MU』の『つまむ』たる所以なのです。店長さん、数字は当て字だと笑っていました。
ブリゼ生地で作るキッシュには、デザートキッシュもラインナップされています。
ショーケースのなかでひんやり。他にも、焼き菓子もたくさんあり、カヌレやクッキーは人気です。
また、キッシュはテイクアウトができ、電話で注文と来店時間を知らせれば、焼きたてを用意して待っていてくれるのも嬉しいサービスです。お土産としても大変喜ばれますよ。
さぬきの野菜に、さぬきのうどん。本場フランスの流儀で作ったさぬきのキッシュです。
香川に来られる際には立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
206 TSU MA MU(ツマム)
住所/香川県高松市北浜町4-14 北浜alley内
営業時間/11:00〜11:30頃から売り切れ次第終了
定休日/不定休(HPで要確認)
電話/087-811-5212
https://www.206quiche.com
瀬戸内Finderフォトライター
文章:川井 知子(ドリームネットワークアクティビティ)
写真:柳沢 高文(ドリームネットワークアクティビティ)
この記事が役に立ったらいいね!してね
関連キーワード
関連記事
この記事を取材したフォトライター
瀬戸内Finder 編集部
地元の皆さんからの写真や、在住ライターの記事で発信する、瀬戸内地域の観光情報サイト、「瀬戸内ファインダー」を作る編集部です。 瀬戸内海を囲む兵庫県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、香川県、徳島県の7県に関わる旬な情報を日々更新しています。 お問い合わせは下記まで Email : staff@setouchifinder.com
Hashtags
旬のキーワード