『笠戸島(かさどじま)』は山口県下松市の南に浮かぶ周囲約36kmの南北に細長い島。
こちらは周南市の大島半島にある『太華山』から拝む朝日。
前方に横たわる細長い陸地が『笠戸島』で、下松港の南にかかる『笠戸大橋』で本州と結ばれています。
手前に広がる海域は『笠戸湾』で、島の海岸線は変化に富み、島全体が『瀬戸内海国立公園』に指定されています。
こちらは『笠戸島』の北部にある『笠戸島家族旅行村』。
標高約150mに位置する観光レクリエーション施設で、笠戸島の観光拠点としてオススメのスポット!
バーベキューガーデンやオートキャンプ場、宿泊可能なケビンなどがあり、笠戸島の山道を歩くハイキングコースも整備されています。
今回は、気軽に歩ける笠戸島のハイキングコースをご紹介します!
コースの序盤は舗装された道で、比較的緩やかな坂道。
途中には幸福を呼ぶという『四季の風鐘』を鳴らせる広場があります。
大切な人と願いを込めて一緒に鳴らせば幸運が訪れるかも!
コースは途中から舗装がなくなりやや勾配もきつくなりますが、比較的歩きやすい道が続きます。
高度が上がるにつれて景色も遠くを見渡せるようになり、ますますハイテンションに!
こちらが標高約250mの高台にある展望所『ヒルトップテラス』。
コース上にはこのような小窓が空いた案内板が複数設置されていて、下松市にある観光名所や歴史について紹介されています。
もちろん、景色を小窓から覗いてみるのも楽しいですよ!
ここまでは比較的歩きやすい遊歩道でしたが、この先はちょっと本格的な山道に。
(※この先は『笠戸島家族旅行村』のエリア外になります)
この道は所々に分岐点もあり、かなり本格的なトレッキングコース。
マイペースで挑んでくださいね。
体力に自信のない人は、先ほどの展望所で引き返すのもいいでしょう。
(行きに通ったコースとは別のよく整備された下りルートもあります)
ついに峠を越えて先ほどとは反対側、笠戸島の東側の海域が望める展望地に到着!
光市の海岸線や市街地、沖に浮かぶ『大水無瀬島(おおみなせじま)』などが見えます。
ここからさらに笠戸島の東岸へ下る山道が続いていますが、今回はここで引き返すことにしました。
再び『笠戸島家族旅行村』のエリア内に戻ってきました。
このカイノキは中国古代の思想家、孔子にちなんで『学問の樹』と呼ばれていて、受験合格を祈って落葉を持ち帰る人もいるそうです。
訪れた時はまだ葉が黄色でしたが、やがて真っ赤に紅葉して落葉します。
下方に見えている建物は『サンセットケビン』。
(通年利用可能な貸別荘で、1棟あたり定員5名:1泊2日12,960円)
笠戸島は特に秋から冬にかけて夕陽が美しい島として知られています。
園内には他にも『夕映えの丘』など夕陽にちなんだ展望地があります。
こちらは先ほどの『ヒルトップテラス』から望む夕景。
秋以降は笠戸島と大島半島の間に浮かぶ『古島』付近に太陽が沈みます。
『笠戸島』には気軽なハイキングから本格的なトレッキングまで、自分の体力に合わせて選べる登山コースが整備されています。
また『笠戸島家族旅行村』にはバーベキューガーデンやキャンプファイヤー場もあり、美しい海の景色を見ながらアウトドア・レクリエーションを満喫できるスポットです!
◇笠戸島家族旅行村
所在地/山口県下松市笠戸島537
開門時間/8:00~19:00
入村料/無料(バーベキューガーデンやオートキャンプ場などの有料施設あり)
駐車場/あり(無料)
電話/0833-52-1001
http://kankou.kudamatsu.info/kazoku_ryoko.html
http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/11106
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
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松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
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