小豆島土庄港から徒歩15分ほどのところに、昔ながらの町並みが残る「迷路のまち」と呼ばれるエリアがあります。
その名の通り、くねくねと細い路地を歩いていると、迷子になってしまいそう。
南北朝時代、敵に攻め込まれないよう築かれた防塞都市の名残りなのだとか。
MeiPAM(メイパム)は、迷路のまち全体をミュージアムととらえたアート施設。
呉服屋の蔵や古い倉庫をリノベした4つのギャラリーを、まちを巡りながら回ります。
ちょうど今はMeiPAM01で、とてもユニークな企画展をしていました。
「みたててみた展」と名付けられたこの企画展は、小豆島で実際に使われていた古民具を6人のアーティストに独自のやわらかい視点で新しく「見立て」ててもらう、というもの。
「なるほどね!」と楽しみながら、正しい使い方も知って昔の暮らしの知恵にも想像がふくらみます。
さらに、来館した鑑賞者の思い思いの「見立て」アイデアスケッチも次々と貼られていく仕掛けが。
どんどん楽しさが広がっていく参加型の企画展でした。
まちとミュージアムをめぐったあとは、併設のカフェで一休み。
島野菜がゴロゴロ入った島カレーでお昼ごはん。
店内には「迷路のまちの小さな本屋さん」という書籍販売のコーナーがあって、その中に面白い一角を発見。
その名も「うちんくの本棚」。
毎回、一人の島の人が自分の本棚からオススメの本を選んで展示しているそう。
本棚を見るとその人に会っているみたいで、コメントと一緒に読むと一層楽しいですよ。
夏にはもうひとつ新しい建物が増えるそう。
迷路のまちで増殖するMeiPAMです。
●MeiPAM
香川県小豆郡土庄町甲405
TEL0879-62-0221
http://meipam.net/
瀬戸内Finder フォトライター 小西智都子
この記事が役に立ったらいいね!してね
関連キーワード
この記事を取材したフォトライター
瀬戸内Finder 編集部
地元の皆さんからの写真や、在住ライターの記事で発信する、瀬戸内地域の観光情報サイト、「瀬戸内ファインダー」を作る編集部です。 瀬戸内海を囲む兵庫県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、香川県、徳島県の7県に関わる旬な情報を日々更新しています。 お問い合わせは下記まで Email : staff@setouchifinder.com
Hashtags
旬のキーワード