世界のサイクリストの聖地となっている『しまなみ海道』。
その本州側の起点、広島県尾道市に『ONOMICHI U2(オノミチ ユーツー)』というサイクリストのための複合施設があります。
建物は、およそ築70年の海運倉庫を改修したもの。
外壁の『県営2号』は、この倉庫の名称で、正式には『県営上屋(うわや)2号』と云い、そこから施設名の『U2』が名付けられたそうです。
U2は尾道水道に隣接しており、開放感のあるウッドデッキからは海を行き交う船をのんびりと眺めることができます。
建物の中に入ってすぐ右手にあるのが、『ジャイアントストア尾道』。
店内は、ジャイアントの最新モデルからクロスバイクとロードバイクがずらりと並びます。
ウェアや小物も充実しており、スポーツバイクに必要な物とサービスがここに来れば全て揃いそうな品揃えです。
レンタサイクルサービスもあるので、自転車を持ってきていない人や未経験者でもここでレンタルをして、しまなみ海道を渡ることができます。対岸の今治にも、同じジャイアントストアがあるため、レンタルしたバイクを、しまなみ海道を渡った反対側で乗り捨てることも可能です(要予約)。
少し休憩したくなったら、館内を少し奥へ進んで『Yard Café(ヤードカフェ)』へ。
毎日違う種類のオレンジで作られる『瀬戸内オレンジジュース』。
この日のオレンジは、『はるみ』と『せとか』。注文したその場でジュースを作ってくれるので、とてもフレッシュで爽やかな味わいでした。
また、このカフェの特筆すべき点は、自転車に乗ったままドリンクやフードが購入できる、サイクルスルーカウンターがあること。テイクアウトでサイクリングに持っていけるような、軽食や飲み物なども提供しています。
しっかりと食事を楽しみたい方は、『The RESTAURANT(ザレストラン)』へ。
こちらでは、瀬戸内の新鮮な食材をつかった料理がいただけます。
広島県産牛を使用した『熟成肉のボロネーゼ』。
手打ちの生パスタと熟成によって凝縮された肉の旨味が存分に味わえる一品です。
本日入荷の新鮮な素材で楽しむグリル料理とワインはレストランのおすすめメニューです。
そのまま尾道で泊まっていきたい方は、建物の一番奥にある、『HOTEL CYCLE(ホテル サイクル)』をご利用ください。
ホテルのメインエントランス前にある、印象的なオブジェは、名和晃平氏が手がけた『Molecular Cycle(モルキュラーサイクル)』。尾道の坂道を登り、瀬戸内海の波にも乗るサイクリストをイメージして作られたのだそう。
さきほどの、『Yard Café』同様、自転車に乗ったままチェックインができ、自転車は全室持ち込み可能。室内にサイクルハンガーが設置されているのもうれしいですね。
ホテルのパブリックスペースには、自転車のメンテナンスができるリペアスペースも完備されており、サイクリストに至れりつくせりです。
最後に、楽しかった旅の思い出に、U2オリジナルのグッズはいかがでしょう。
デザインが素敵なので、お土産や贈り物にも喜ばれそう。
今回は、ご紹介しきれませんでしたが、天然酵母を使用したベーカリーショップや夜景が楽しめるカウンターバーなど、尾道での滞在がさらに楽しくなる施設が勢揃いしています。
サイクリストの聖地『尾道』の魅力がぎゅっとつまった『ONOMICHI U2』に一度出かけられてみてはいかがでしょうか。
ONOMICHI U2(オノミチ・ユーツー)
住所:広島県尾道市西御所町5-11
TEL:0848-21-0550
http://www.onomichi-u2.com/
瀬戸内ファインダー 小林有美
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瀬戸内Finder 編集部
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