明石といえばお出汁たっぷり玉子焼!まずは『かねひで』へ!
たこ焼きは好きですか?
大阪のたこ焼きのルーツになったと言われるグルメを、大阪から約50km西で発見!
兵庫県明石(あかし)市で親しまれる『玉子焼』です。
玉子焼といっても、もちろんお弁当の定番おかずのアレではなくて、玉子とお出汁をふんだんに使った生地を型に流し入れ、タコを加えて焼き固めたものです。
添えられてくるお出汁に、アツアツの玉子焼をくぐらせて食べます。
ダブルお出汁の美味しさを堪能するグルメです。
明石の『魚の棚商店街』でまず向かったのは、『かねひで』。
玉子焼の名にふさわしく、たっぷりの玉子を焼いているように見えます。
今にも崩れそうな、液体に限りなく近いふわふわの玉子焼が手際よく返される様子につい見入ってしまいます。
『明石焼』という呼び名は、明石の町をアピールするために後から付けられて、定着したんだそう。
焼きあがったら、まな板に似た木皿にのって、登場します。
ひとつ目は一刻も早く、お出汁にダンクして食べてみてください。
じゅわっとお出汁が滲み込んで、たまらなく幸せな気持ちになります。
小籠包のひとつ目を食べるのに似た高揚感です。
しばらく経つと、柔らかい玉子焼は重力でぺちゃんこに押しつぶされたような形になって、なんだかそれも愛らしい。
かねひでには、お出汁以外にソースも置いてありますが、何もつけずに食べてもぷりぷりのタコの存在を感じられて美味しいですよ。
魚の棚商店街は、明石駅から徒歩5分の場所にあり、すぐ近くの漁港から揚がる新鮮な魚介が手に入る商店街。
最も混雑する年末はこの賑わいです。
明石焼の人気店『たこ磯』へ
魚の棚で、もう一軒人気のお店『たこ磯』を訪ねました。
たこ磯では、明石の真ダコを使った玉子焼だけでなく、地元名産の焼き穴子を使った『アナゴ焼』も食べられます。
「出汁、おかわり!」カツオと昆布の利いたお出汁を贅沢に味わう常連さんで賑わっています。
三つ葉を浮かべれば、あったかいお出汁だけを飲みたくなるほど味わい深いんです。
魚の棚を観光するなら、玉子焼・明石焼の食べ比べははずせません。
お腹がいっぱいになっても、ほとんどのお店が「お持ち帰りOK」なのでお土産に購入してみてください。
もし東京でこの味が恋しくなったら、電子レンジで手軽に再現もできますよ。
かねひで
住所/兵庫県明石市本町1丁目5-20
営業時間/11:00~15:00 土日祝は~17:00
定休日/木曜日
電話/078-912-2194
https://www.uonotana.or.jp/shop-073.htm
たこ磯
住所/兵庫県明石市本町1丁目7-14
営業時間/11:00〜21:00
定休日/無休
https://takoiso.jp
瀬戸内Finderフォトライター 堀まどか
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この記事を取材したフォトライター
堀 まどか
堀 まどか/フォトライター 兵庫県生まれ、在住。実務翻訳、外国人起業家支援、通訳案内士(英語)、そしてフォトライター。 ネットマーケティングの外資系スタートアップで進行管理や顧客サポートを担当。 2011年から、フジサンケイビジネスアイ掲載の週刊コラム『ITビジネス最前線』を英日翻訳しています。 日常の風景や旅先で出会った人の表情など、心に触れるものを写真におさめています。瀬戸内のスポット、暮らしぶり、季節感、食を私目線で切り取ります。 写真ブログ http://riderv328.tumblr.com ツイッター https://twitter.com/Riderv328
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