関門海峡に面した、下関市立しものせき水族館『海響館』には、日本最大級のペンギン展示施設『ペンギン村』があります。
飼育数は5種、約130羽。
館の目玉の一つ、水量約700トン、最大水深約6メートルの巨大プールは、ペンギン用プールとしては世界最大級の規模を誇ります。
でも「なぜ下関でペンギン?」と、お思いの方もいるでしょう。
下関はかつて商業捕鯨の基地として栄えていましたが、その当時、捕鯨船が南極からエンペラーペンギンを持ち帰り、旧下関水族館に寄贈したことから、約 60 年にわたる下関の長いペンギン飼育の歴史がスタート。
2014年12月1日にはペンギンが『下関市の鳥』に指定されました。
館には温帯地域に生息するペンギンたちを飼育するゾーンもあり、こちらではペンギン=氷山というイメージが一変するかもしれません。
温帯のゾーンにいるのは〝穴掘りペンギン〟とも呼ばれるフンボルトペンギン。
敷き詰めた土に穴を用意したり、造波装置でプールに荒い波を作るなどして本来の行動を誘発するように工夫しています。
フンボルトペンギンにタッチできるイベントも開催(先着順 で当日事前受け付け・人数制限あり)。
そのほか、館内ではかわいいペンギングッズも購入できますよ。
ペンギンといえば、氷山? ジッと動かない?
同施設はそんな、日本人が一般的に持っているペンギンのイメージを覆すことを展示の狙いとしています。
例えば、先ほど紹介した巨大プールで行われるイベント『ペンギン大編隊』では、群れになって活発に泳ぎまわるペンギンを観察できます。
『飛べない鳥』の代表格であるペンギンですが、華麗に泳ぐ姿はまるで水中を羽ばたいているかのようです。
■下関市立しものせき水族館『海響館』
住所/下関市あるかぽーと6番1号
TEL/083-228-1100
営業時間/9:30 ~17:30(最終入館 17:00)
定休日/年中無休
アクセス/JR下関駅よりバスで約7分、JR新下関駅よりバスで約30分、中国自動車道下関I.Cより車で約15分
HP/http://www.kaikyokan.com
瀬戸内Finder編集部
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