愛媛県の南、宇和島市は全国でも有数の真珠の町。
真珠は『月のしずく』と呼ばれ、古くから世界中の女性に愛される宝石。
宇和島は、そんな真珠養殖がとても盛んな町です。
真珠は貝の中で作られますが、生命力の弱い貝は廃棄されてしまいます。
丹精込めて育てた貝を、莫大な費用をかけて捨ててしまわないといけない。
今回は、大切な真珠の貝をもっと活かす方法はないかと考え作り出された絶品料理を食べることができるお店『いかだ屋』をご紹介します。
宇和島市内から車で30分ほどの所にある『いかだ屋』。
目の前には美しい海が広がります。
更にここはただ海が見えるだけではありません。
いかだ屋は、海の上に建物が建っています。
海の上で美味しい海の幸を堪能できるお店なのです。
こちらが店内。
大きな窓からは美しい海が見えます。
窓を開けると真下は海。
船のように揺れることもないので、船酔いの心配もありません。
夕方は赤く染まる夕陽が見え、夜になると満天の星が広がります。
出てくるお料理は全てその日に獲れたもの。
新鮮な海の幸をたっぷりと堪能できます。
まずは、牡蠣、さざえ、ヒオウギ貝。
貝は、炭火で焼いて食べます。
思わず「美味しい~!」と笑みがこぼれます。
塩で包まれているのは、鯛。
宇和島の名物、じゃこ天のフライ。グレのカリカリ揚げ。
グレのカルパッチョ。
海の幸、満喫です!
採れたての甘~いウニ!
口の中でとろけます。
そして次はいよいよここでしか味わえない一品!
おにぎりの横で焼いているのが、『あこや貝』の貝柱です!
真珠を育む母なるあこや貝。
実は地元ではあこや貝の貝柱のおいしさは誰もが認めるほどで、真珠を取り出したあと作業を終えた人たちが持って帰ります。
そこに注目したのが、店主の芝磯美さん。
真珠養殖に携わる人しか食べることのなかったあこや貝を、もっと沢山の人に食べてもらいたいと、食堂を始めました。
こちらは、あこや貝のフライ。
イベントなどでも販売している、大人気商品です!
あこや貝は油で揚げると甘味が増し一層魅力的な味になります。
大切なあこや貝を廃棄するなんてもったいない。
あこや貝への熱い思いがあったからこそ生み出された料理。
その日に獲れた食材を使うので内容はその時々で変わりますが、海の幸を堪能できること間違いなしです。
一日一組限定(5名様以上)で完全予約制です。
一生に一度は食べたい料理。
一度食べてみませんか?きっと忘れられない思い出になると思います。
いかだ屋
所在地/愛媛県宇和島市下波4737
電話/0895-29-0831 090-3182-7363(完全予約制)
電話は、9時~18時まで対応
営業時間/予約時間によって異なります。
利用時間/2~3時間
定休日/完全予約制のため不定休
駐車場/有
料金/大人1名:3,500円 飲み放題の場合は+1000円(コースのみ)
http://ameblo.jp/ikadaya2001/day-20100829.html
瀬戸内Finderフォトライター 大橋麻輝
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