皆さん、『除虫菊(じょちゅうぎく)』をご存知ですか?
しまなみ海道が通る島の一つ、因島(いんのしま)では、かつて蚊取り線香の原料として除虫菊の栽培が盛んでした。
春には可憐な白い花々が島内全域で咲き誇り、まさに島のトレードマークといえる花だったのです。
戦後に化学薬品の普及によってその役目を終えましたが、現在も島内4ヶ所ほどで除虫菊が栽培され、春の風物詩となっています!
そのうちの一つが、『因島フラワーセンター』。広大な芝生丘陵の上にお花畑と温室があります。
こちらが温室内の様子。このフラワーセンター、なんと入場料が無料です!
温室から展望デッキへ出ると、フラワーセンター全体が見渡せ、瀬戸内海や島々も見えます。
今回の主役は手前に見える白いお花畑。これが除虫菊です!
キク科に属する多年草で、60cm程度まで伸びます。
お花畑の中には通路があり、まるで除虫菊をかき分けるような感覚で歩けます。海も見えてサイコー!
さらに、フラワーセンターから北に続く『白滝フラワーライン』沿いにも除虫菊畑があります。
ここは、しまなみ海道の『因島大橋』と共にお花を眺めらる絶景ポイントです!
そして最も規模が大きいのが、重井西港を望む斜面にある除虫菊畑。
この除虫菊と港の風景は、まさに因島を代表する景観の一つです!
勾配が急ですので、登るのはやや大変ですが、道中の除虫菊は見ごたえがあります!
この港には本州(三原)から高速艇・フェリーも発着しますので、車以外でのアクセスも便利です。
除虫菊の例年の見頃は5月中旬。
因島フラワーセンターを拠点に各お花畑を巡るのが定番コースです!
あなたも因島の春の風物詩を求めて、しまなみ海道へ旅してみませんか?
◇因島フラワーセンター
所在地:広島県尾道市因島重井町伊浜1182-1
案内HP:http://innoshimakanko.jp/jochuugiku.html
開花期間:5月中旬
入場料金:無料
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
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この記事を取材したフォトライター
松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
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