せっかく旅行するなら地元の食材を使ったおいしいものが食べたい!と思う方は多いのではありませんか?岡山旅行を楽しむ方に、ぜひおすすめしたいレストランがあります。
それがこれからご紹介するレストラン『QUCHI』。
こちらは、岡山の農業界では知る人ぞ知る、奈義町にある豊福牧場直営のレストラン。
『究極の地産地消』をコンセプトに、自社牧場で育て氷温熟成させた『なぎビーフ』と地元岡山産の米や野菜、果物を使用した料理が味わえます。
なんとお店で使う食材の99%が岡山産のものなのだそう!
こちらが自慢のなぎビーフ!生産段階からこだわって育てられ、自社で氷温熟成にかけることによってまろやかさにうまみを増し、あっさりとした芳醇な味わいが楽しめる“通”好みのお肉です。
氷温熟成とは、氷点下の低温で酸化や腐敗を防ぎながらじっくりと熟成する方法。長く保存できるだけでなく、旨みや甘みを増すといわれています。
本日いただいたのは、『QUCHIおまかせコース』(6000円)。
霜降りと赤身のバランスがすぐれた極上のなぎビーフと多彩な岡山産の食材が堪能できるコースです。
まず一品目は、『熟成奈義牛のカルパッチョ』。
塩とこしょうのみでシンプルに味付けされたなぎビーフに、目にも鮮やかなフレッシュ野菜。
備前赤味噌にアーモンドや調味料をブレンドしたオリジナルの味噌タレが添えられています。
お肉のうまみが強いのでそのままでも十分美味しいのですが、味噌タレをほんの少し添えていただくとアクセントになり、箸がどんどん進みます。
続いての料理は『キャベツとジャガイモのスープ』。
岡山県中央の吉備高原で放牧酪農とチーズづくりを行っている吉田牧場の希少なカチョカバロチーズがトッピングされています。
表面をパリッと焦げ目を付けて焼き、中はとろとろのチーズがクリーミーなスープと絡みます。
これはたまりません!
続いて、『マナガツオのポワレ』。
もちろん瀬戸内産のマナガツオを使用しています。
目に鮮やかなグリーンは、ほうれんそうのソース。
マナガツオのだしをブレンドした旨みたっぷりのソースをまとわせ、皮はパリッ、中はふっくらなマナガツオをいただきます。
シェフが鉄板でステーキを調理するところをガラス越しに見学することもできます。
厚みのあるステーキ肉を、最初はしっかりと高温で表面を焼きつけてから肉の旨みを閉じ込め、低温でじっくりと火を通しながらお肉の旨みを引き出していきます。
さて、いよいよ真打ちの登場!
『本日の鉄板ステーキ』(100g)は、サーロインステーキ。
軽く噛んだだけで噛みきれてしまうほどの柔らかさ!
中からあふれる肉汁には甘みがあり、舌の上で否応なくとろけていきます。
やはりこれは氷温熟成のなせるワザ!
氷温熟成させることによって、うまみ成分のグルタミン酸は2倍、甘み成分のリジンが3倍にも上昇するのだとか。
全国有数のブドウの産地である岡山は、ワイン作りも盛ん。県特産の甘美で爽やかな香りのマスカットやピオーネのワインポリフェノールをたっぷり含んだ野性味あふれる山ぶどうのワインなど、バラエティーに富んだ岡山ワインがいただけます。
コースの食後のドリンクは、県中西部、備中地域の城下町・高梁(たかはし)で生まれた香り高い和紅茶がいただけます。
店内の黒板メニューには、その日一番美味しい熟成度合いを迎えた肉の『本日のおすすめ部位』を掲示。
ディナータイムには、熟成肉の深みのある味わいが豊かに楽しめる3種類を提供しています。
『“究”極の“地”産地消』、つまり“究”“地”(QUCHI)。
岡山県の農業や食を少しでも知ってもらいたいという思いが伝わるなぎビーフ生産者によるレストランです。岡山を訪れたらぜひ『QUCHI』で、岡山食材が生み出す絶品料理の数々を堪能してみてください。
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QUCHI(キューチ)
所在地/岡山県北区錦町8-19 シオモリパートⅡ 1F
営業時間/ランチ11:00~15:00
ディナー17:30~23:00(LO21:30) ※金・土・祝前日に限りL.O.22:00
定休日/不定休
電話/086-238-9144
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この記事を取材したフォトライター
瀬戸内Finder 編集部
地元の皆さんからの写真や、在住ライターの記事で発信する、瀬戸内地域の観光情報サイト、「瀬戸内ファインダー」を作る編集部です。 瀬戸内海を囲む兵庫県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、香川県、徳島県の7県に関わる旬な情報を日々更新しています。 お問い合わせは下記まで Email : staff@setouchifinder.com
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