徳島県で最も高い標高1995m。
西日本でも石鎚山に次ぐ第二の高峰である『剣山(つるぎさん)』。
そう聞くと登山のハードルはかなり高いように思えますが、登山道の途中までリフトがあるため、子ども連れでも登りやすく、絶好のトレッキング(山歩き)コースとして人気があります。
リフトを使わず登ることもできますが、初心者は無理せずリフトに乗ることをおすすめします。
リフトがあるのは徳島県三好市東祖谷(この時点で結構な山奥)。
見ノ越駅という駅から乗車します。
山の中を通り抜けるリフトですから、乗るだけでかなり爽快です。
15分ほどで330mの高さを登り、西島駅に到着。
ここからは己の足で登るのみ!
ご覧のように、登山ルートはいくつかあります。
遠回りの道を選ぶほどいろんな景色に出会えるのですが、100%バテるという確信のもと、今回は最短で頂上に辿り着くルートを選択(笑)。
この最短ルートで900m、約40分の道のりです。
道中、宙に浮いているような気分になれる、こんな絶好の撮影スポットもあります。
案の定、息を切らしながら頂上付近に到達。
この鳥居が見えたらもう少しです!
鳥居をくぐって少し進むと、うどんなどの軽食が食べられるお食事処があります。
実はここ、宿泊もできる山小屋『剣山頂上ヒュッテ』。
ほぼ頂上のこんな場所で宿泊できるなんて、何かワクワクしますね!
宿泊すれば早朝に雲海が見られるかもしれませんよ。
そしてこちらの右にある階段を登っていくと、いよいよ本当の頂上へと続く道が現れます!
取材日は5月中旬でしたが、さすがに頂上付近までくるとかなり寒い…。
「頂上でお弁当を食べよう」なんて目論んでいましたが、あまりの寒さにその気は失せました(笑)。
そして、こちらが頂上です!
残念ながら、すごい濃霧が発生し、何も見えません(泣)。
濃霧…というより、もはや雲の中。
晴れていればここからはとてつもない絶景が拝めるのですが。
晴れそうにないので、今回は諦めて下山。
下りは別のルートを通ります。
なぜなら、名水百選の『剣山御神水』を汲みたかったから!
剣神社の御神体である御塔石の根元より湧き出ている、ありがた〜い神の水。
ミネラル分が豊富で「若がえりの水」とも呼ばれています。
頂上からの景色は見られなかったけど、この水が飲めたので満足です!
また剣山のすぐ隣にある『次郎笈(じろうぎゅう)』という山の頂への道も爽快でトレッキングにはおすすめ。
剣山の登山ルートから次郎笈へも行けるので、ぜひ寄り道してみてください!
剣山観光登山リフト
所在地/徳島県三好市東祖谷菅生205-25
電話/0883-67-5277
営業期間/4月中旬〜11月末日
営業時間/始発9:00〜最終16:45、7/23〜8/28は始発8:00〜最終17:45
リフト料金/大人往復1860円、小人往復870円
P/あり
HP/http://www.turugirift.com/
剣山頂上ヒュッテHP/http://tsurugisan-hutte.com/
瀬戸内Finderフォトライター 千葉大輔
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この記事を取材したフォトライター
千葉 大輔
千葉大輔/フォトライター 1985年生まれ、徳島県三好市出身、徳島市在住。 大学卒業後、徳島の出版社にて様々なMOOKの編集長を務め、2014年4月フリーランスのフォトグラファーとして独立しました。 写真と同時に、コピーライター、エディターとしても活動してます。つか、他にも商品開発やなんやら、いろんなことやってます。求められれば何でもやる、徳島人のくせに阿波踊りドヘタ、そんな僕です。よろしくどうぞ。 http://www.quareal.net/
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