浴衣の着始めは広島で。夏の到来を告げる『とうかさん大祭』/広島県広島市

毎年6月最初の金・土・日曜日。午後4時ごろになると、広島の繁華街『八丁堀』の交差点は、和服に身を包んだ人たちの姿であふれます。いったい何があるのでしょう?

人々が向かっていたのは、ここ『圓隆寺(えんりゅうじ)』。毎年6月はじめの金・土・日は、圓隆寺の御神体『稲荷(とうか)大明神』が御開帳される『とうかさん大祭』が行われるのです。
1619年に始まったこの祭りはもうすぐ400年。広島三大祭りにも数えられる、地元ではお馴染みの大祭です。

お寺の入り口で、きれいなお姉さんが何か手渡しているのを発見!

お客さんが買っていたのは、厄よけのうちわでした(写真は平成27年)。「病をあおいでよける」という意味が込められた『お守り』だそうです。

さて、この『とうかさん大祭』は、広島市民の間では『ゆかたの着始め祭り』としてよく知られています。まだ梅雨の明けないこの時期にゆかたを着るのは、全国でも一早いとのこと。とうかさん前のゆかたの売れ行きを見て、全国の呉服商が今年のトレンドを予測するといわれるほどです。

というわけで、お祭りではたくさんの素敵なゆかた姿に出会うことができました。それではスナップをどうぞ!

参拝の列に並んでいた外国人のみなさん。はにかみながらも撮影に応じてくれました!

1歳の娘さんとママ。かわいいおべべに髪を結って、ばっちりオシャレしてます♡

お寺の近くのバーでも、毎年とうかさん大祭の日はゆかたでおもてなし。癒やされそうですね♪

いつのまにか日が落ち、ちょうちんの明かりが輝き始めました。お祭りはまだまだこれから! 午後7時半から圓隆寺の面する『中央通り』は歩行者天国となり、商店街主催のファッションショーやダンスステージなどが繰り広げられます。
広島に夏を告げる『とうかさん大祭』。お気に入りの浴衣を纏って、あなたも参加してはいかがですか?


『とうかさん大祭』
開催地/『圓隆寺』 広島県広島市中区三川町8-12
日程/毎年6月第一金・土・日
電話/082-241-7420(圓隆寺)
開門時間/12:00〜23:00(最終日は〜22:00)
産業発展祈願祭 初日16:00~、御開帳法要 初日18:30~
お焚き上げ法要 中日15:00~、御閉帳法要 最終日20:30~
http://www.toukasan.jp

『ゆかたできん祭』 ※とうかさん大祭と同時に開催される市民祭り
開催地/広島市内中心部一帯(中央通り周辺)
日程/毎年6月第一金・土・日
https://www.chushinren.jp/event/yukata.html

●取材協力
『Little Happiness 小さな幸せ』(バー)
https://little-happiness.jp

瀬戸内Finderフォトライター 古川いづみ

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