四国の美味を詰め込んだ繊細で優雅な和菓子を五感で楽しむ/菓游 茜庵(徳島県徳島市)

JR徳島駅の北側にある徳島中央公園。
緑豊かな徳島城跡のお堀に沿って歩いていると、和の粋に満ち溢れた数寄屋造りの庵が見えてきます。

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こちらが徳島の和菓子の流れを変えたといわれる『菓游 茜庵(かゆう あかねあん)』。
ゆずやすだちをはじめとする柑橘類や和菓子作りに欠かせない和三盆糖、徳島の誇る最高級の鳴門金時芋をはじめとする、四国の選りすぐりの素材を使った和菓子店として、地元の人に愛される存在です。

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つくばいに生けられた季節の花を眺めながら暖簾をくぐって中に入ると、外の喧騒とはまるで別世界。
凛とした和の空間が広がっています。

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緑あふれる庭園から、日の光がやさしく差し込む店内には、四季折々の風情を感じさせてくれる和菓子がゆったりと並びます。

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まず目に飛び込んできたのは、果肉の中まで真っ赤ないちごが求肥のお餅にふっくらと包まれた『いちご大福』(1個250円・税抜)。
「苺はお菓子に使わない」と決めていた庵主が、30年目にしてようやく出会ったという理想のいちご、徳島産『さくらんぼいちご』を使っています。
農薬を使わずに栽培するのは不可能といわれるいちご栽培において、限界まで農薬を抑えた安心の素材であり、和菓子にぴったりといわれる酸味と甘みのバランスが取れたいちごなんだそうです。

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昭和55年の創業とともに生まれた淡柚(あわゆう・1個150円・税抜)は、翡翠色のゆず餡をやわらかなお餅で包んだ茜庵を代表する人気の和菓子。
赤ちゃんのほっぺのようにすべすべで、もちもちとしているのに、口に入れた瞬間すっと溶けていくような軽やかな食感が楽しめます。
素材にこだわる茜庵の原点ともいえるお菓子で、おみやげや進物にもぴったり。

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おみやげといえば、こちらもおすすめ。
透き通った宝石のような美しい錦玉菓子『ゆうたま』(5個入り550円~・税抜)は、観光庁が選出する『究極のお土産』にも選ばれた逸品。
寒天を使ったゼリーのような食感で、ひとくち噛むと砂糖の殻の中から、果汁の甘酸っぱさと風味がふんわりと広がり、後を引くおいしさ!
北川柚子に加え、有機すだち、阿波山桃、美郷梅、ゆこうといった、四国産の選りすぐりの果実を使った、キラキラ輝くような目にも鮮やかなお菓子です。

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奥の茶室では、季節のうつろいを感じながら、四季折々の和菓子と抹茶や、夏はかき氷、冬は善哉などを楽しむこともできます。

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この日いただいたのは、茜庵の魅力がたっぷりと味わえる『呈茶セット』(800円・税抜)。
「まずはお口を潤して、旅の疲れを癒してください」と差し出されたのは、味わい深く香り豊かな梅と昆布の香煎茶。

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次は季節の上生菓子。
これは、この呈茶席のために特別に作られたもの。
「そろそろ咲く頃ですよ」と花に知らせる風を意味する『花信風(かしんふう)』という銘の、風に揺れる満開の桜を思わせるような華やかなお菓子をいただきました。

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まろやかで上品な味わいのお抹茶は、桜の花びらをかたどった可憐な碗でいただきます。
そして最後は、繊細なゆずの香りがふわりと広がる柚子じゅうす。

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自然と季節を愛でる日本の心を形にした工芸品のような美しい和菓子と洗練されたおもてなしが魅力の『菓游 茜庵』。
徳島を訪れたら、ぜひ訪問してほしいお店です。

ここで、時間がゆったりと流れるような心地よいひとときと、四国の美味しいものをぎゅっと詰め込んだ至極の和菓子をぜひ楽しんでください。


菓游 茜庵 本店
所在地/徳島県徳島市徳島町3-44
営業時間/9:00〜19:00(呈茶席は10:00〜17:00)
定休日/無休(但し、元日のみ休)
電話/088-625-8866
http://www.akanean.com/

瀬戸内Finder 編集部

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