青い海と壮大な景色!!ここは沖縄……じゃない?! 実は山口県なんですよ。
国内旅行といえば、沖縄、北海道、京都……などなど、お馴染みのエリアもありますが、その魅力が知られていなかった山口県が今人気急上昇中! 世界レベルの美しさを誇るスポットをまとめてご紹介します。
これを見てしまうと、もう次の連休はカメラを持って山口旅行に行くっきゃない!!!
1.江戸時代に架けられた美しい岩国の橋『錦帯橋』
山口県の玄関口、岩国市。
ここに世界でも珍しい木造の五連アーチ橋「錦帯橋(きんたいきょう)」が架かっています。
作ったのは岩国三代目藩主、吉川広嘉(きっかわひろよし)。
作られたのは江戸初期、今から約350年前のことです。
錦帯橋は豊富な水量を誇る錦川をまたいでいます。
川幅は約200mと広く、過去2度も洪水で流失しています。
そのたびに大幅な改良が施され、また江戸から続く定期的な架け替えで少しずつ構造が見直され、現在のカタチになりました。
自然なアーチを描く錦帯橋は、山や川などの自然の風景としっくり馴染みます。
春は桜、夏は鵜飼のかがり火、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々いつ訪れても飽きません。
日本三名橋のひとつ、山口県岩国市の錦帯橋。
なんと、木造です。
橋を取り巻く風景の美しさや、四季ごとに開催されるイベントでアマチュアカメラマンや観光客に人気のスポットとなっています。
世界唯一の美しい構造を持つ木造アーチ橋/錦帯橋(山口県岩国市)
2.盆の風物詩!金魚ちょうちんの街・柳井市
江戸時代からつづく白壁の町並みにポッポッと灯る赤いちょうちん。
よくよく見ると、金魚のカタチをしています。
ここ山口県柳井市の郷土民芸品「金魚ちょうちん」です。
金魚ちょうちんの誕生はおよそ150年前。
まだ白壁の町が現役だった頃、
柳井の染色職人が青森のねぶたをヒントに作ったと言われています。
お盆が近づくと、これに火を灯して子供が練り歩いていました。
一時は廃れてしまったものの、戦後にある一人の作家の手で見事復活! 今や柳井の郷土民芸品になっています。
毎年お盆が近づくと、真っ赤に染まる柳井の街。
制作体験も可能です。おいでませ!
3.瀬戸内のハワイ周防大島!世界最大級のニホンアワサンゴ群生地
大小3,000もの島があると言われる瀬戸内海。
そのなかで3番目の大きさを誇る島が”瀬戸内のハワイ”と呼ばれる、山口県・周防大島(すおうおおしま)です。
その南東沖に近年、世界最大級のニホンアワサンゴ群生地が発見されたことをご存じですか?
2013年2月、すばらしい水中景観と多様な生物が生息していることから、瀬戸内海初となる「海域公園」に指定されたのです!
世界最大規模のニホンアワサンゴ群生地、地家室(じかむろ)海域公園。
10年前には漁師さんに存在が気づかれていたようなのですが、「ただの海藻」としか思っていなかったそう!!
そのため、正式な発見が遅れ、これほど立派に繁殖したのでは、といわれています。
なぎさ水族館で見られるほか、現地の素潜り漁師さんの案内で、ダイビングやシュノーケリングを楽しむこともできます。
4.一生に一度は見ておきたい!?絶景シーライン『角島大橋』
ここ、海外のリゾート地でも沖縄でもありません。
県民の私もはじめ見たときは信じられなかったのですが、ここ山口県なんです。
しかも、瀬戸内海でもない日本海側!
向こうに見えるのは『角島(つのしま)』。
2000年にこの『角島大橋』が架かって以来、一躍脚光を浴び、今では山口県を代表する人気観光スポットに!
青い空! エメラルドグリーンの海! 絶妙なカーブを描く美しい橋!
日本にこんな絶景があったなんて驚きです。
ぱっとみた瞬間、「沖縄かな?」と思う人も多いのでは。
山口県に遊びに行きたくなってきたでしょう!
一生に一度は見ておきたい!? 絶景シーライン「角島大橋」/山口県下関市
5.三億年前は海だった!日本最大のカルスト台地『秋吉台』
「ほんとに、あるんだろうか」
山口県定番の観光スポット『秋吉台(あきよしだい)』。初めて訪れた人はこの広大な風景を目の前にして途方に暮れます。そして、ほとんどの人が記念撮影だけで帰ってしまいます……… ああ、もったいない!
(ちなみに、頂上付近のトイレの看板は太古ロマンに心置きなく浸ってもらうための心遣いでした。ちゃんとあります!)
秋吉台では海の植物も多く見られる……?
なぜ……???
答えは、「海だったから」です。
東西17キロ、南北8キロというこの日本最大のカルスト台地は、もともとサンゴ礁の海でした。それから約3億5千年という長い年月をへて今のカタチになりました。ちょっと信じられませんが、証拠は探さずとも目の前に転がっています。
散策コースにはいくつものクイズが設置されています。
あちこちにサンゴや貝殻が蓄積してできた石灰岩が散らばっています。
そして、この地下には鍾乳洞『秋芳洞』があり、歩いてすぐの場所には、『秋吉台科学博物館』もありますよ。
3億年前は海だった!?日本最大のカルスト台地/秋吉台(山口県美祢市)
6.幻想的な夕景!東後畑の棚田
東後畑の棚田(ひがしうしろばたのたなだ)は、山口県北西部の日本海に面した棚田で、『日本の棚田百選』に選定されています。
傾斜地にある棚田では農業用水の確保が重要ですが、東後畑地区を潤しているのが『深田ため池』。棚田のすぐ背後にあり、農林水産省の『ため池百選』にも選ばれています。
田んぼに水が入るのは5月から。そして稲が育ってしまうと水面が見えなくなってしまいますから、見頃は5月〜6月中旬です。
夕景がとくにオススメなのですが、もう一つの名物「漁火」。
漁は日曜の夜が多めとのことですから、ぜひ夕日とセットで計画を!
海に沈む夕陽と漁火が美しい絶景の棚田! / 東後畑の棚田(山口県長門市)
7.日本一賽銭が入れづらい!?断崖絶壁の『元乃隅神社』
なぜこんな絶壁に鳥居が??
誰もが不思議に思う異様な光景。事の始まりは今から60年前にさかのぼります。
日本海の大海原に向かって、急な斜面を駆け降りるように並ぶ鳥居。
5m上空、大鳥居の上部に箱のようなものが備え付けられています。あれ、賽銭箱です。
実はここ『元乃隅神社』は”日本で1番お賽銭を入れにくい神社”とも言われているんです。それを聞いて、チャレンジしないわけにはいきません。
賽銭のハードルの高さは、願いの強さを試されているのかも??
全国にわずか二社!?断崖絶壁に立つ『元乃隅神社』/山口県長門市
8.岩肌がカラフル!!海上アトラクション「青海島クルーズ」
金子みすゞの町として有名な山口県長門市仙崎。
『みすゞ通り』を散策したあとにぜひとも訪れてほしいのが、海の向こうに見える『青海島(おおみしま)』です。
仙崎港から定期遊覧船が運航しています。
港にはカラフルな遊覧船がいっぱい。地元の気合いを感じます。
近くで見る岩肌も驚くほどカラフル!
運が良ければイルカに会えることも。
大自然の神秘に抱かれ、荒々しくも美しい、あっという間のクルージング。
金子みすゞの町を訪れたら、こちらも忘れずに!
海あり山あり絶景ありの観光地・山口県!
いかがでしたか?
国内旅行したい人には、絶対オススメな山口県の旅。
お休みに行っても人混みで大変!!ということもなさそうですし、
名物のフグなど美味しい食べ物もたくさんあります。
次の連休は、ぜひ山口県へおいでませ!
瀬戸内Finder編集部
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瀬戸内Finder 編集部
地元の皆さんからの写真や、在住ライターの記事で発信する、瀬戸内地域の観光情報サイト、「瀬戸内ファインダー」を作る編集部です。 瀬戸内海を囲む兵庫県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、香川県、徳島県の7県に関わる旬な情報を日々更新しています。 お問い合わせは下記まで Email : staff@setouchifinder.com
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