4つの『棚田百選』を巡る旅! ~前編~ / 北庄・上籾の棚田(岡山県久米郡久米南町)

 

岡山県のほぼ中央部に位置する久米郡は、瀬戸内地域を代表する一大稲作地帯です!

 

 

『日本の棚田百選』に選ばれた棚田が4つも密集しており、のんびりと田舎道をドライブしながら、半日ほどで全ての棚田を巡ることができます。

今回は、そうした古き良き日本の原風景を訪ねる、棚田巡りの旅をご紹介します!

 

まず一つ目は、『北庄の棚田(きたしょうのたなだ)』。

4つの棚田の中で最もアクセスしやすい場所にあり、水田の総数が2,700枚におよぶ、日本有数の規模を誇る棚田です!


 

下方に見えているのは『神之渕池(かんのんぶちいけ)』で、こちらは『ため池百選』にも選ばれています。

こうした溜め池は農業用水の確保に重要な役割を果たしていて、棚田の周辺によく見られます。


 

そして、こちらは9月初旬の『北庄の棚田』。

ちょうど収穫直前で稲穂が実り、まさに黄色の絨毯を敷き詰めたような、美しい景観が広がります!


 

なお、『北庄の棚田』へ至る道の途中には、名刹として知られる『誕生寺(たんじょうじ)』があります。

この寺院は『中国三十三観音霊場』の特別霊場で、本堂(御影堂)は国の重要文化財にも指定されています。


 

実はここは、浄土宗の開祖として有名な『法然上人』の生誕地に建立されたお寺で、それが名称の由来。

境内には、若き日の法然上人が旅立つ様子を再現した銅像も設置されています。


 

寺院の山門も国の重要文化財に指定されています。この山門前の道を通って坂道をしばらく登ってゆくと『北庄の棚田』に至ります。

棚田巡りの際にはまず『誕生寺』へ立ち寄って、参拝していくのもオススメのコースです!


 

次にご紹介するのは、『上籾の棚田(かみもみのたなだ)』。

『北庄の棚田』からも比較的近くにあり、道の途中に案内看板も設置されています。


 

この棚田では、休耕田を上手く利用して果樹栽培や畑作が行われています。

生産性の悪い山間部では、休耕田の転作をせず放置されるケースも多いのですが、ここは積極的に農地を活用しています。


 

そうした稲作と畑作が調和した景観が見られるのが、この棚田の特長です。


 

棚田を巡る旅は、まだまだ続きます!

4つの『棚田百選』を巡る旅! ~後編~』では、残る2つの棚田をご紹介します!

 

 

◇北庄の棚田

 所在地:岡山県久米郡久米南町北庄1920

 案内HP:http://www.town.kumenan.okayama.jp/sightseeing_event/sightseeing/tanada.html

 

◇誕生寺

 所在地:岡山県久米郡久米南町里方808

 案内HP:http://kannon.org/jiin/01/04/index.htm

 

◇上籾の棚田

 所在地:岡山県久米郡久米南町上籾1300

 案内HP:http://www.town.kumenan.okayama.jp/sightseeing_event/sightseeing/tanada.html

 

◇岡山県内の棚田について(ガイドマップなど)

 ※棚田へ至る道は、途中分かりにくい箇所もありますので、事前によく下調べしてから行きましょう。

 案内HP:http://www.pref.okayama.jp/page/detail-3037.html

 

 

瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣

大きな地図を見る>

この記事が役に立ったらいいね!してね

関連キーワード

この記事を取材したフォトライター

松岡 広宣

松岡 広宣

松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/

Hashtags

旬のキーワード

「アート」のランキング

「アート」の記事はまだまだあります

アート一覧

Release

瀬戸内リリース

Ranking

記事ランキング

Keyword

人気のキーワード

Hashtags

旬のキーワード

Features

特集

特集一覧
こちらもおすすめ
「瀬戸内Finder」のウェブサイトがリニューアルオープンしました!
この度、当機構が運営する国内向け観光サイト「瀬戸内Finder」が新たな姿でリニューアルオープンしました! 「瀬戸内Finder」の記事だけでなく、せとうちの観光スポット情報などの掲載も予定しております!
PAGE TOP