梅雨を乗り切るならココ!80種4,000株が咲き誇る♪西日本一のアジサイ寺『周防阿弥陀寺』

しとしと雨がつづく梅雨シーズン。うつうつとした気分になりがちなこの季節に咲く花といえば?そう、アジサイです。

ここは山口県にある『周防阿弥陀寺(すおうあみだじ)』。西のアジサイ寺と呼ばれています。
その数、およそ80種4,000株!広い境内のそこかしこに咲くアジサイ。ざっと見て回るだけで1~2時間。じっくり鑑賞しながら、となると時間はいくらあっても足りません。

突然ですが、このアジサイの名前はなんでしょう?

答えは「スミダノハナビ」です。
花の柄(え)が長く、花火のように四方に広がる様子から名づけられたのだとか。かの有名な隅田川に打ち上がる花火。その情景を想像しながら、花に目をやるとじつに優雅な気分になります。
そのすぐ隣にはこんなアジサイが…

花弁が反り返っていて、渦を巻いているように見えます。見た目のとおり、名前は「ウズ」。別名「お多福アジサイ」とも言うそうです。ぼーっと眺めているだけで祝福されている気分に…

当たり前ですが、1つひとつのアジサイには名があり、その名に見合った姿かたちや云われがあります。それがじつに80種類。次から次へと目移りしているうちに時間はあっという間に過ぎ去ります。

周防阿弥陀寺の創建は平安末期!アジサイのほかにも見どころがいっぱいです。
大英博物館に貸し出したこともある重源上人像(国重要文化財)、鉄宝塔(国宝)をはじめ、仁王門、本堂、念仏堂、護摩堂、経堂、湯屋など貴重な歴史文化財だらけです。なかでもオススメがこちら。

石風呂です。
造られたのは鎌倉時代。今でも毎月第一日曜日に焚かれていて、実際に入ることができます。(注:薪代としてお一人300円ご用意ください)

雨の似合う歴史ある寺院に華を添えるアジサイ。800年以上の歴史を有する数々の文化財。ここにいると、梅雨のうつうつとした気分がゆっくりとほぐれていきます。

そんな心地良さにポーとしていると、雨がぽつぽつと降ってきました(笑)。
急いで帰途につきたいところですが、ここにきて皿を投げずに帰るわけにはいきません。

名物、「かわらけ投げ」です。

素焼きの皿に願いを書いて、下の方にすえられた○(福輪)にくぐらせます。投げたお皿が○を通過すれば、願いが成就するとか。これが思いのほか難しく、乱暴に投げても入りません。はやる心を抑えて、アジサイを愛でていた心境でそっと投げ入れます。

入った瞬間、嘘のようにスッと心が晴れわたります!


【おいでませ!山口】
●東大寺別院 周防阿弥陀寺
文治3年(1,187年)建立。境内のアジサイは昭和50年頃より植え始め、「西のアジサイ寺」と言われるまでに。現在では山アジサイやガクアジサイ、本アジサイ、西洋アジサイ、コアジサイ、ウツギなど80種類、約4,000株のアジサイが植栽されており、毎年6月にはアジサイ祭りが開催されている。
住所/山口県防府市牟礼1869
TEL/0835-38-0839
URL/http://www.c-able.ne.jp/~amidaji/index.html

瀬戸内Finderフォトライター 藤本雅史

大きな地図を見る>

この記事が役に立ったらいいね!してね

関連キーワード

関連記事

この記事を取材したフォトライター

藤本 雅史

藤本 雅史

藤本 雅史/フォトライター 東京の広告会社と編集プロダクションを経て、3.11をきっかけにルーツである山口県に移住。 はじめは地域おこしと意気込むも、人口約100人の島のばあちゃんから聞いた「無人島になっても、それが自然なことならええ。またいつか人が住みつくときが来ようね」の一言に感銘を受け、肩の力が抜ける。 以来、雑誌や広告の企画・編集・執筆と少しの農業を生業としながら、大きなスケールの小さな声を求めて瀬戸内をあるく日々を過ごす。

「アート」のランキング

「アート」の記事はまだまだあります

アート一覧

Features

特集

特集一覧
PAGE TOP