白・黒・灰色のストライプ模様が入った断崖絶壁。
ここは『須佐ホルンフェルス』、山口県北東部の日本海沿岸にある絶景スポットです!
断崖へ通じる道の入口はこちら。近くに駐車場とレストハウスがあり、アクセスは比較的容易です。
一帯は、景勝地として知られる『須佐湾』に属し、国の名勝および天然記念物に指定されています。
断崖に至る散策道は、緩やかに坂を下るコース。
視界には遠く水平線が見通せる大海原が広がり、心地よい海風を感じながら先に進んでいきます。
散策道の途中から見下ろす海も、なかなかの絶景!
日本海特有の荒々しい海岸が続いています。
実は散策道の最後は『須佐ホルンフェルス』の断崖がスロープになっていて、この上を通ります!
少し足がすくみますが、慎重に歩けば安全です。
(雨風の強い日は、足元が滑りますので細心の注意が必要です)
こうして無事、断崖の下に到着しました!
壁はややオーバーハングしていて、迫力があります!
真下から見上げると、このように縞模様の断層が迫ってきます!
ちなみに、この断崖は正式には『畳岩』と呼ばれています。
『ホルンフェルス』とは、岩石の一種で、高温の熱源に接触し続けて変成した岩石のことを指します。
白い部分は砂岩層(さがんそう)、黒い部分は泥岩層(でいがんそう)で、ここに高温のマグマが流れ込んで、その熱作用により変成岩となったそうです。
『須佐ホルンフェルス』とはこの辺り一帯のことで、縞模様の『畳岩』もその中に含まれます。
ここは、地球のダイナミックな火山活動の跡を目にすることができる、貴重な場所なんです!
この断崖は西向きですので、訪問する時間帯はできれば午後がオススメ。
特に夕方近くになると、ドラマチックな光景が見られます!!
これが、夕刻の『須佐ホルンフェルス』です!
西日が当たって断崖が黄金色に輝き、昼間に見るのとは違った荘厳な雰囲気!
日没間際は光が弱くなりますので、日が沈む1時間前ぐらいがベストの時間帯です。
もしタイミングが合えば、夕照の『須佐ホルンフェルス』をぜひ見てください!
なお、駐車場近くにあるレストハウス『つわぶきの館』では、須佐湾名物のイカを使った『イカ墨アイス』が人気だとか。
断崖からの帰り道は少し登り坂になりますので、歩き疲れた場合は冷たいアイスを食べて涼むのもいいかもしれませんね!
須佐湾には、他にも見所がたくさん!
『須佐湾を巡る旅 ~後編~』では、『西の松島』と呼ばれる須佐湾の魅力をご紹介します!
須佐ホルンフェルス(畳岩)
住所/山口県萩市須佐海苔石
http://www.web-gis.jp/GS_Kigan100/K100-052/Kigan100_052.html
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
この記事が役に立ったらいいね!してね
関連キーワード
関連記事
この記事を取材したフォトライター
松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
Hashtags
旬のキーワード