岡山県の最北端近くにある『岩井滝』(いわいだき)。
滝を裏側から眺められる『裏見の滝』です。
岩井滝は、鳥取県と岡山県にまたがる三国山の南山麓、標高830mの深い森の奥地にあります。
といっても、駐車場から滝までは400mほど山道を登るだけ。比較的気軽にアクセスできます。
滝へ向かう遊歩道の右側には川が流れていて、水のせせらぎを聞きながら心地よい森林浴が楽しめます。
滝の手前100mの地点には、環境省の『名水百選』に選定された湧き水『名水岩井』があります。
ちょうど山道を登ってきて疲れが出始める頃。美味しい名水でノドを潤します!
ちなみに、ある村人がこの水を21日間飲み続けたら、念願の子供を授かったという伝説もあり、地元では『子宝の水』として重宝されているそうです。
再び山道を歩きだし、しばらくすると『岩井滝』が見えてきます。
滝の高さは約10m、幅は6m。
決して大きな滝ではありませんが、滝の上部に安山岩の岩盤が突き出て岩屋が形成され、滝の裏側へまわり込めるようになっています。
巨大な岩盤の下を通って滝の裏側を歩くのは、ちょっとスリルのある体験です!
滝の裏側から眺める『水のカーテン』。
流れ落ちる水流を通して木々が見える不思議な景色。
時間が経つのも忘れてずっと見ていたくなる、『岩井滝』特有の魅力です。
訪れるのは、新緑から夏にかけてがベストシーズンですが、秋の紅葉も美しく、冬には滝が凍りついて氷瀑が見られることもあるとか。
あなたも滝の裏側から、不思議な景色を見てみませんか?
◇岩井滝
所在地:岡山県苫田郡鏡野町上齋原1830
案内HP:http://www.okayama-kanko.jp/modules/kankouinfo/pub_kihon_detail.php?sel_id=270&sel_data_kbn=0
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
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この記事を取材したフォトライター
松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
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