『寂地峡(じゃくちきょう)』は、山口県最高峰の寂地山 (標高1337m) に源を発する寂地川が刻む峡谷で、環境省の『名水百選』に選定されています。
『寂地峡』の見所は、落差約200mを連続して流れ落ちる5つの滝。
これらの滝は、総称して『五竜の滝』(ごりゅうのたき)と呼ばれ、『日本の滝百選』にも選ばれています。
こちらは峡谷散策道のスタート地点にある『竜尾の滝』。
上段15m、下段5mの段瀑です。
『竜尾の滝』の右側には階段があり、さらに上流の滝へと登っていきます。
しばらく散策道を登ると2番目の『登竜の滝』が見えてきます。
実は、奥の階段を登りかけた位置がベストビューポイント!
その眺めがこちら!
この滝も段瀑のように見えますが、下の滝が『登竜の滝』で落差8m。上に見えているのは3番目の『白竜の滝』です。
さらに階段を少し登ると、3番目の『白竜の滝』を間近に見るための脇道があります。
こちらが間近から見る『白竜の滝』!
落差は10mで、白く輝く水が緩やかな斜面を流れる美しい滝です。
さらにしばらく遊歩道を登っていくと、奥に4番目の『竜門の滝』が見えてきます。
滝の手前に岩壁がせり出していて、全景を見るのが難しい滝ですが、迫力ある轟音が周囲に響き渡ります。
さらに先に進むと、側面から滝に近づける小道があります。
これが4番目の『竜門の滝』。落差は18mで、峡谷内で最も大きい滝です!
さらに上を目指します。
途中には『五竜』の他にも小さな滝が無数に点在しています。
水流の音がこだまする中、緑の森を歩くのは爽快な気分!
そして、ついに一番上流にある『竜頭の滝』に到着!
落差は14m。登り口からここまで約30分です。
滝を5つも登りますので散策道の傾斜は急なのですが、コース上にビューポイントが多く、それぞれに特徴のある瀑布群を眺めつつゆっくり登っていけば、それほど疲れません。
遊歩道はさらに上へ続いていて、『竜ヶ岳』の登山ルートへと至ります。
滝巡りだけで満足なら、この『竜頭の滝』で折り返して下に降りていくのもいいでしょう。
5つの滝を巡りながら、清涼感たっぷりの森林浴が楽しめる『寂地峡』。
あなたも滝のそばでマイナスイオンを浴びて、リフレッシュしてみませんか?
寂地峡(じゃくちきょう)
住所/山口県岩国市錦町宇佐1388
http://kankou.iwakuni-city.net/jakuchikyo.html
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
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松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
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