道後温泉×アート!のぼせたのは温泉のせいか、はたまたアートのせいか。/『道後アート2016』4/29~開催中(愛媛県松山市)【PR】

日本最古の温泉として知られる『道後温泉』。

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この温泉街を舞台に繰り広げられるアートフェスティバルが『道後アート』だ。
コンセプトは「アートにのぼせろ」。なんとも、そそられるコピーである。

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『「街歩き旅ノ介 道後温泉の巻」山口晃 道後アート2016』のメインアーティストは画家・山口晃さん。
大和絵や浮世絵などの様式を用いて、日常と空想、実景と虚構がないまぜになった世界観を特徴とする方……作品を見てもらえば、なんとなく理解してもらえると思う。ので、その一部を少し。

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こちらは道後温泉本館神の湯2階席に展示されている『飛行機百珍圖』。
飛行機よりも高い視点から成田国際空港を俯瞰した絵だが、なんとも不思議な感覚におちいる。現代のようでいて、はるか昔のようでもあるし、描き込まれているものが現実にある風景なのか虚構なのか。その境があやふやなのだ。

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飛行機の2Fに大浴場があるし…(笑)

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こちらも同じく本館内にある『電柱シリーズ 掛軸三幅対』。
道後温泉と縁のふかーいものが、どの電柱にも。

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ここにも風呂が(笑)
あとの2つは実際にお確かめいただくとして、お風呂から上がってボーっと絵と対面していると、さらにボーっとしてくるという不思議な感覚に。

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ほかにも道後温泉本館霊の湯2階席には、インスタレーション作品が仕掛けられているそうな。そうな、というのは、私はまったく気付かなかったから!
関係者に聞くと、気づかない人がほとんどだという。ほぼ誰にも気づかれない作品……なんて自由なんだ!!

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道後温泉本館を後にして、頂戴した『道後エトランゼマップ』(限定版)を手に道後散策へ。
サブタイトルは「ごく私的迷所ガイド」。
ページをめくると、山口晃さんが描く『道後百景』に、山口さんの“ごく私的な”吹き出しコメント付き!

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さて、この変哲もないホテルの裏側。
こちらも山口さんが選んだ『道後百景』の1つで、その名も『うらのおがわ』。吹き出しには…
「どうも表の仰々しく澄ましている側よりも、裏手の油断した様な側の方が面白い。建物の入組み具合も良く、小川に陽の差す午前中などは、なかなか素敵だった。」

なんでもない風景が、とたんに愛おしく思えたり……

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有名な『伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)』のコメントでは、
「電車を降りた所から石段が望めて、あれを登らされては難儀だぞと思っていたら自動車で上まで連れてゆかれた。そうなると今度は、やっぱり登った方が愉快だったろうななどと思った。」

山口さんと一緒に道後を歩いているような気分で、これがじつにクセになるのだ!
これから色付けされたものが無料配布(無料配布分がなくなり次第、200円で販売)されるそうで、より鮮やかに道後散策が楽しめるそうですぞ!

展示作品はこれから第二弾、第三弾と徐々に増えていくとのこと。絵画だけではなく『電柱の様な物』も建つとか、建たないとか。
アイロニーとユーモアたっぷりの山口晃作品に彩られた道後の街。完成間近!
ひと味もふた味も違う『道後アート2016』、ようおいでたなもし♪

――――――――――
■開催概要
名称:『街歩き旅ノ介 道後温泉の巻』山口晃 道後アート2016
会場:道後温泉およびその周辺エリア
会期:2016年4月29日~2017年2月28日 ※作品は、2017年8月末まで公開予定
第一弾オープン 2016年4月29日
第二弾オープン 2016年7月予定
第三弾オープン 2016年9月予定
※会期中に展示作品が徐々に増えていく予定です
主催:道後アート実行委員会
URL:www.dogo-art.com
FB:https://www.facebook.com/artdogo/

■山口晃 プロフィール
1969年東京生まれ、群馬県桐生市に育つ。1996年東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程終了。13年自著『ヘンな日本美術史』(祥伝社)で第12回小林秀雄賞受賞。都市鳥瞰図・合戦図などの絵画のみならず立体、漫画、インスタレーションなど表現方法は多岐にわたる。主な個展に「望郷TOKIORE(I)MIX」(メゾンエルメス8階フォーラム、東京)、「山口晃 展 前に下がる 下を仰ぐ」(水戸芸術感現代美術センター)等。成田国際空港、副都心線(西早稲田駅)のパブリックアートなども手がけ幅広い制作活動を展開。近著に『山口晃 大画面作品集』(青幻舎)、『探検!東京国立博物館』(淡交社、藤森照信・山口晃 共著)。

瀬戸内Finderフォトライター 藤本雅史

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藤本 雅史

藤本 雅史

藤本 雅史/フォトライター 東京の広告会社と編集プロダクションを経て、3.11をきっかけにルーツである山口県に移住。 はじめは地域おこしと意気込むも、人口約100人の島のばあちゃんから聞いた「無人島になっても、それが自然なことならええ。またいつか人が住みつくときが来ようね」の一言に感銘を受け、肩の力が抜ける。 以来、雑誌や広告の企画・編集・執筆と少しの農業を生業としながら、大きなスケールの小さな声を求めて瀬戸内をあるく日々を過ごす。

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