六百年の歴史をもつ「長門 湯本温泉」
新山口駅から、一両の小さな電車で車窓から覗く景色を眺めながら向かうこと約90分。
JR長門湯本(ながとゆもと)駅から約1kmの湯本温泉街に到着すると、山間に流れる清流のせせらぎや鳥のさえずり、虫の声が出迎えてくれます。
せわしい日常の疲れが吹っ飛び、心地良さに包まれていきます。
さっそく、温泉街を散策してみました。
商業的に観光地化されているわけではない、素朴な街並みが静かに続いています。
川の流れる音に耳を澄ませ、夜は星空を眺めながら、静かな時間を心ゆくまで堪能出来ます。
せせらぎを近くに感じながら、温かな足湯につかりましょう。
散策で疲れた足をほどよく癒やしてくれる、高めの温度が人気です。
長門 湯本温泉は600年もの歴史があり、山口県ではもっとも古い歴史をもつ温泉として知られています。
筋肉痛や関節痛を癒やしたりと、疲労回復を目的に訪れる人も多いとか。
アルカリ度が高いお湯は「美肌の湯」ともいわれており、湯上りにはもちもちの肌を期待できるかもしれません。
山間の静かな温泉街をぬって流れる清流には、『音信川(おとずれがわ)』という素敵な名前が付けられています。
この清流の名『音信川』は、1768年、ここで働く湯女(ゆな)が、ある男性に口には出せぬ秘めた思いを文にしたため流した『音信(おとずれ)』のものがたり、『音信川恋伝説』が由来となっているそうです。
素朴で、ほっとする、恋叶うまち。
小さな温泉街には日帰り入浴可能な宿も多く、気軽に訪れることができますよ。
2020年には公衆浴場『恩湯』もオープンし、ますます盛り上がっています。
また、毎年冬には、温泉街があたたかく照らされるライトアップイベント『音信川うたあかり』も開催されています。
2022年3月5日〜4月7日のイベント特設ページはこちら!
心癒やされる古き良き長門のまちへ、ぶらり、温泉旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
湯本温泉
住所/山口県長門市深川湯本1257(旅館協同組合)
電話/0837-25-3611
https://yumotoonsen.com/
「長門湯本温泉 大寧寺川うたあかり」
長門湯本温泉では、「金子みすゞの詩」を中心に、詩や童謡に取り上げられる優しくて清らかな世界を視覚化し、家族や恋人が、あかりの風景を見ながら「詩」の世界に思いをはせる静かな冬のイベントを開催します。
監修は、長門湯本観光まちづくり計画の夜間景観を担当する照明デザイナーの長町志穂さん(LEM空間工房)。神戸や境港、小倉など全国各地で魅力的な地域のあかりを作り出す長町さんと、地元の方々が力を合わせて作りあげる素敵なまちあかりをお楽しみください。
点灯期間/毎年2月ごろ ※2022年は3月5日(土)〜4月7日(木)
点灯場所/長門湯本温泉 大寧寺川河口~水辺の広場
駐車場/長門湯本温泉駐車場(有料)、大寧寺駐車場(無料)
音信川うたあかり2022特設ページ
お問い合わせ先
info@yumoto-mirai.jp
電話/0837-23-1234(長門市成長戦略課)
瀬戸内Finderフォトライター 江崎誠・菅波葉子(㈱Rainbow Sake)・編集部
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瀬戸内Finder 編集部
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