以前連載で紹介した海上自衛隊の街『呉』のご当地グルメ、海軍カレー。
艦船の隊員たちが毎週金曜日の昼食に必ず食べるというこのカレーが、地上のシェフによって再現され、観光グルメとして人気沸騰中です。
前回までの記事、Vol.1とVol.2では、全6つのカレーを紹介しましたが、呉の海上自衛隊カレー、通称『呉海自カレー』は全22種類もあります!
ご要望にお応えして、今回はその中からさらに3つのカレーを紹介しようと思います。
掃海母艦『ぶんご』のキーマカレー/呉市役所食堂
特徴は、オイスター、お好みソースなど、20種類以上もの調味料を使って調理されている点です。
たっぷりの野菜や桃などのフルーツが溶け込み、まろやかで深みのあるコクがあります。
和風だしまで入っているせいか、飽きない味わいに仕上がっていて、リピーターが多いのもうなずけます。
掃海母艦は、地雷などを除去する役割を担っています。
危険と常に隣り合わせの隊員さんが、食事の時位は楽しめるように、と思いを込め調理長が試行錯誤を重ねたカレーライスです。
護衛艦『さみだれ』のカレー/シーサイドカフェ ビーコン
ナンで食べるカレー、こちら女性に大人気だそうです。
野菜もサイコロ状に食べやすくカットされているので、ナンとの食べ合わせがぴったりのカレーです。
スパイシー感がありながら、隠し味の赤ワインやコーヒーの酸味と、デミグラスソースのコクとのバランスが飽きのこない味わいになっています。
呉の『地ビール』や、懐かしい『ラムネ』との相性抜群でした!
港に向かって佇むお店は、船内にいるかの様な雰囲気です。
時にはガラス越しに、停泊している護衛艦を眺めることも出来ますよ。
護衛艦『うみぎり』のカレー/呉阪急ホテル『イルマーレ』
2日間も時間をかけて煮込まれたカレーライスです。
玉ねぎも飴色になるまでじっくり炒めることで、ちょうど良い甘味に調整しているそうです。
まろやかさがあり、シチューに近い上品な味わいに仕上がっています。
時間差で小分けして煮込んでいるので、野菜の歯ごたえ、牛肉の硬さもちょうど良く感じられます。
総料理長が自ら厨房に立ち、カレーを再現されています。
深みのある色味と、程よい甘さを出すことに苦労なさったそうです。
ひとことにカレーと言っても、それぞれ艦艇によってこだわりが違い、味わいは千差万別です!
隊員さんの気分になって、それぞれのカレーの違いを楽しんでみてください。
『呉市役所食堂』
所在地/広島県呉市中央4-1-6呉市役所8F
電話/0823-21-3472
営業日/11:00~15:00
定休/土・日・祝
『シーサイドカフェ ビーコン』
所在地/広島県呉市宝町5-20
電話/0823-23-6000
営業時間/11:00~21:00
定休日/火曜日
http://www.beacon-cafe.com/
『呉阪急ホテル コーヒーハウス イルマーレ』
所在地/広島県呉市中央1-1-1呉阪急ホテル1F
電話/0823-20-1111
営業時間/11:30~21:00
定休日/なし
http://www.hankyu-hotel.com/hotel/kurehh/restaurant/274/index.html
瀬戸内Finderフォトライター 江崎誠・菅波葉子(㈱Rainbow Sake)
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この記事を取材したフォトライター
Rainbow Sake
菅波葉子 ㈱RainbowSake 菅波葉子(広島県出身) 2011年ハワイから帰国後、広島県に帰郷。 日本国内&ハワイの広告会社勤務の後、日本酒を海外に普及するPR会社㈱Rainbow Sakeを立ち上げました。 『SAKEで世界を笑顔で繋ぐ』その架橋になりたい!という想いで、日本とハワイ・シンガポールを中心とした海外を行ったり来たりしています。 帰国する度に地元の魅力を再発見し、瀬戸内海の心安らぐ穏やかな景色、新鮮で素朴な海の幸&山の幸に癒されています。 ㈱Rainbow Sake http://www.rainbowsake.com
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