まもなく芸術の秋!ゆっくりと時が流れる小さな島で、のんびりアートに浸りたい♪ という方におすすめの離島をご紹介します。波の音しか聞こえない静かな島で、肩の力を抜いてアートと向き合いませんか?
粟島(あわしま/香川県)
■漂流郵便局
<<漂流郵便局は「届け先の分からない手紙を受け付ける郵便局」。>>
<<未だ届け先が見つからず漂流し続ける、切ないけどあたたかい想いのこもった手紙にしばし読み入ります。>>
■日本初の国立海員学校
<<部屋に入ると4つのテーブル。それぞれに紙で作られた船が置かれています。そして、その船からは何かがぶら下がっています。>>
<<こちらは瀬戸内国際芸術祭2013に出品された、日比野克彦さんの作品。日比野さんは、2010年から粟島沖などを潜水し、海底調査を行っています。そのときに拾い集めた海底遺物が、この作品のテーマ。>>
漂流する手紙、約90年前の海員学校、海底に眠っていた遺物……粟島を訪れると、ふしぎと時間が止まったような感覚に。島の周囲は16キロ。ぐるっと島を回るなら、自転車がおすすめです。港近くにレンタサイクルがありますので、ゆっくりペダルを漕ぎながらアートに触れてみてください。
>>瀬戸内海国立公園指定80周年を記念したスペシャルクルーズ
>>村立から国立へ。日本初の海員養成学校へタイムスリップ/香川県(粟島)
犬島(いぬじま/岡山県)
<<島のシンボルである煙突は、かつての銅製錬所の跡地。2008年に犬島精錬所美術館として生まれ変わりました。>>
<<2010年、犬島『家プロジェクト』として、企画展示をするギャラリーを公開。>>
<<瀬戸内海にはアートの島がいくつもありますが、犬島のいいところは、徒歩で島内を回れること。>>
瀬戸内国際芸術祭の会場にも選ばれ、アートの島として新しい時代を歩みはじめた犬島。犬島精錬所美術館、集落に点在する犬島『家プロジェクト』などの作品を、バスの時間を気にすることなく、自分のペースでゆっくり回ることができますよ♪
>>アートの島は直島だけじゃない!徒歩で回れる!おすすめのアートの島『犬島』
百島(ももしま/広島県)
<<2012年の秋に広島県尾道市の離島にオープンした「ART BASE 百島」>>
<<「ART BASE 百島」を立ち上げたのは、国際的な展覧会「ヴェネツィア・ビエンナーレ」のアペルト部門(若手部門)で、93年に日本人で初めて受賞した柳幸典氏。>>
<<たくさんのアリたちによって崩された砂の国旗。国境とはなんなのか、思わず考えさせられます。 (『ユーラシア』柳幸典)>>
柳氏が若手アーティストの制作拠点を探していたところ、百島の廃校と出合い、ここを芸術家たちの「秘密基地」として再生したのだそう。百島は瀬戸内海のほぼ中央に位置する、周囲約11㎞の小さな離島。新しいアートが誕生する小さな島へ、行ってみませんか?
>>芸術の秋は、離島でアート。「ART BASE 百島」/尾道市(広島県)
男木島(おぎじま/香川県)
<<坂道、細道、石段が続く男木島は、歩く島です。歩けば歩くほど島と仲良くなれます。>>
<<島に着いたらまず目に入る不思議な屋根の建物が男木島の玄関。島には沢山のアートが散りばめられていて、探検するにはもってこいです>>
<<男木島を歩いていると、カラフルなオンバ(乳母車)を押すお母さんに会うことがあります。じつはこれ、アート作品。>>
「オンバ」は坂道や細道の多い男木島のお母さんたちの必需品。荷物を運ぶ道具だったオンバがアーティストによって、世界でひとつの「マイオンバ」に。働くアート?として暮らしに溶け込んでいます。旅の終わり、男木島発の最終フェリーに乗り込んだら、ぜひもう一度後ろを振り返ってみて下さい。秋の頃であれば、夕陽に染まった男木島がそっと旅の疲れを癒してくれますよ♪
……芸術の秋。瀬戸内に浮かぶアートな島で、ゆっくり満喫してみませんか?
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この記事を取材したフォトライター
瀬戸内Finder 編集部
地元の皆さんからの写真や、在住ライターの記事で発信する、瀬戸内地域の観光情報サイト、「瀬戸内ファインダー」を作る編集部です。 瀬戸内海を囲む兵庫県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、香川県、徳島県の7県に関わる旬な情報を日々更新しています。 お問い合わせは下記まで Email : staff@setouchifinder.com
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