松山自動車道・川内ICから18km。
街中から、1時間も走ることなく行ける愛媛の水の秘境。
四季折々に変化する絶景を堪能することができる、『滑川渓谷(なめがわけいこく)』をご紹介します。
川内ICを下りて西条方面へ国道11号線を走り、途中滑川渓谷の看板を右へ。そこから約20分で駐車場に着きます。
渓谷に向かう道中、小さな集落を通ります。まるで日本昔話そのままの田園風景にうっとり。
20分ほど歩けば、『奥の滝(竜の腹)』に到着します。
初夏から初秋ごろは沢を登っていけるので、濡れてもいい服装で行くのがおすすめです。
ここの見どころの一つは何と言っても、ナメラと呼ばれる一枚岩の川床。
幾千年もの時をかけて創られた自然の芸術です。
昔、まだ山に道がなかった時は、こんな沢を登って山の上へと行っていたといいます。
今もここでは夏になると、沢を登る家族連れやカップルの姿を見かけます。
冒険気分を味わいながら歩くには絶好の道です。
水深が浅い所もあり、小さな子どもたちも安心して水遊びを楽しめますよ。
ところどころにある、甌穴(おうけつ)。
流水が川床にある小さなくぼみで渦を巻き小石が内側を削ってできたものです。
エメラルドグリーンの水が、とっても綺麗。
川床を滑るように流れる水。まさに水の秘境です。
岩にしっかりと根を生やし力強く立つ木。
自然の力強さ、自然も私たちと同じように生きているということを感じます。
途中、熊の爪、犬くぐりといった景観を見ながら進むと『奥の滝(竜の腹)』へと辿り着きます。
滑川渓谷の中でも特におすすめの絶景スポット。
『龍の腹』と呼ばれるように、ここに立つとまるで龍の体に囲まれたような感覚をおぼえます。
長い年月をかけて創られた自然の神秘。
深い緑の中に現れる幻想的な世界に目を奪われます。
龍の腹の中央に流れる、奥の滝。
豊富な水が勢いよく流れます。
マイナスイオンをいっぱい浴びて、たっぷり癒やされてください!
ここには、訪れた人々が願いを込めて積み重ねた石が沢山あります。
神社や祠があるわけではないのですが、古代の人たちと同じように、自然の中に神様をみているのでしょう。
新緑の春。深い緑に覆われた夏、紅葉の秋、氷の世界となる冬。
四季折々に変化する自然を、一年を通して楽しむことができます。
県外からでも、わざわざ行きたい愛媛県の水の秘境。
一度訪れてみませんか?
滑川渓谷(なめがわけいこく)
住所/愛媛県東温市明河字海上
電話/089-964-4414(東温市役所産業創出課)
駐車場/あり
https://www.city.toon.ehime.jp/soshiki/13/1339.html(東温市公式HP)
瀬戸内Finderフォトライター 大橋麻輝
この記事が役に立ったらいいね!してね
関連キーワード
関連記事
この記事を取材したフォトライター
瀬戸内Finder 編集部
地元の皆さんからの写真や、在住ライターの記事で発信する、瀬戸内地域の観光情報サイト、「瀬戸内ファインダー」を作る編集部です。 瀬戸内海を囲む兵庫県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、香川県、徳島県の7県に関わる旬な情報を日々更新しています。 お問い合わせは下記まで Email : staff@setouchifinder.com
Hashtags
旬のキーワード