あこがれのクラフトフェアへ!
民芸、美術が息づく岡山・倉敷。毎年5月、そんな文化のまちで開かれる名物クラフトフェアをご存知ですか?
『フォールド オブ クラフト 倉敷』は、出展する職人さんにとっても、会場に足を運ぶお客さんにとっても、クラフトのメッカ。念願だったこの場所へ、ついにやってきましたーー!
会場の『倉敷市芸文館前広場』は、JR倉敷駅から徒歩15分ほど。
新緑が彩る会場は、開始ピッタリの午前10時でも、すでに激混みブースが…。
木工やガラス、染物など12ジャンルから74組が出展。岡山の作家さんを含む手弁当の実行委メンバーが、全国の気になる作家さんに声を掛けて出展者を選んでいるそう。だからこそ、テント内に並ぶ作品はどれも、ハイレベルな技とセンスを兼ね備えています。
「行って満足」が細部まで宿る
カンナで実演する桶樽職人さんは、お客さんとおはなし中。飯台の取り扱いについてやり取りしているみたい。
こんな光景があちらこちらで繰り広げられているこのクラフトフェア。作家さんとお客さんの距離が近い!これが最大のアピールポイントなんです。
どんな思いで日々モノを作っているのか。創作のキモを知ることで、その道具を使う暮らしの一瞬が愛おしくなりそう。
さらにさらに、見るだけでなく、ものづくりのいろんな体験ができるのも魅力。張子の絵付け、電動糸ノコを作った木組みパズルなど、子どもも大人も夢中になるワークショップがいっぱい!
こちらは人気の陶芸体験(1人1,000円)。スタッフさんが丁寧に教えてくれるので、小さなお子さんも安心して参加できます。
食ブースは、石窯ピザ、オーガニック弁当など、岡山県で注目のショップが並びます。木陰の立食スタイルが、なんともピースフル!
木工作家さんにお話を聞いたところ、
「このクラフトフェアに出るのはずっと憧れでした。出展者のレベルがとにかく高い。倉敷という民芸や美術のまちだからお客さんの手仕事に対する理解度も高いんです」(岡山・加賀さん)。
クラフトマンシップと、それをリスペクトするお客さんの想い。2つの心が共鳴する『フィールド オブ クラフト 倉敷』。全国のクラフトファンの皆さん、来年5月をお楽しみに♪
フィールド オブ クラフト 倉敷
開催地/倉敷市芸文館前広場(岡山県倉敷市中央1-18-1)
日時/毎年5月第2土・日曜
電話/070-5302-8207(実行委員会事務局)
URL/http://field-of-craft.com
瀬戸内finderフォトライター ハタノエリ
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この記事を取材したフォトライター
ハタノ エリ
1978年宮崎県生まれ。愛媛県松山市在住。 新聞記者のちフリーライター。 日常にも、おもてなしの心があふれる愛媛。2年前、この地を離れても忘れられず、2017年春、戻ってきました!訪れたらきっと、大好きになる。そんな確信があるからこそ、誰かの「愛媛行き」を、グッと後押しする記事を書いていきたい。
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