心地よい秋空のもとに広がる一面の畑。今回は、広島県三次市(みよしし)に『黒い真珠』と呼ばれる高級フルーツがあると聞きやってきました。そのフルーツとは……
広島が誇る秋の味覚、『三次(みよし)ピオーネ』です! 三次市では40年以上前からピオーネの栽培に取り組んでおり、その歴史は全国トップクラス。県内では、進物用などの高級品として珍重されています。
生産者のひとり、伊豆さん(三次ピオーネ生産組合)にお願いして、黒く色づいた一房を収穫してもらいました。ずっしりと重く、大ぶりのものだと800グラム近くあります! 朝夕の寒暖の差が大きいおかげで、甘くみずみずしい果実が実るのだそう。
「どうぞ、食べてみて」と差し出されたピオーネの実は、もうはちきれんばかり!
がぶり! じゅわ〜……。お口に広がる甘みと、深い香りがたまりません。印象としては『おとなの果実』という感じでしょうか。もちろん子どもも大好きな味なんですが、皮のあたりに独特のコクがあります。
選果場では、19軒の生産者が出荷作業に追われていました。ひと房ひと房、つぶさないように丁寧に包装していきます。
「三次は朝霧が発生することでも有名です。霧の海に育まれた『黒い真珠』を、ぜひ一度召し上がってみてください」
取材に協力してくださった伊豆さんは、現在三次ピオーネ栽培の二代目。いま三世代目が育ちつつあるということで、三次ピオーネの歴史はさらに続きそうです!
おみやげに三次ピオーネをたくさんいただいたので、自宅で『三次ピオーネケーキ』を作ってみました。新しく生産に取り組んでいるという『シャインマスカット』も添えて。う〜ん、なんてぜいたくな秋のひととき♡ みなさんもぜひ、味わってみてくださいね!
三次ピオーネ生産組合
住所/広島県三次市東酒屋町2044-1
定休日/出荷期間中は無休
電話/0824-63-7236
http://www.miyoshipione.jp/pc/index.htm
※『三次ピオーネ』はほとんどが県内流通です。県外からお取り寄せしたいという方は、上記までお問い合わせください。
瀬戸内Finderフォトライター 古川いづみ
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この記事を取材したフォトライター
古川 いづみ
古川 いづみ/フォトライター 1982年生まれ、香川県出身。東京の制作会社で雑誌やWeb媒体の編集&ライティングにたずさわったのち、2012年、結婚を機に広島へ。現在、保育園へ通う息子の送り迎えをしながら仕事をしています。取材ネタは、もっぱら週末に家族で行くドライブで収集。好きな道は西条〜三次方面の375号線、好きな食べ物は宮島のあなごめしです♡
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