2015.10.28

移住したからこそわかる! U・I・Jターンに見る瀬戸内の魅力まとめ

自然豊かで食べ物もおいしい瀬戸内。近年、都会などからの移住する若者がどんどん増えています。そんなU・I・Jターンの人々の活動を見れば、瀬戸内の新たな魅力が発見できるかも!?

1.古民家リノベ複合施設『難波邸』/岡山県美作市

《都会から岡山県に移住した、若者たち4人が「人が集う場」を作りたいと、大原観光協会に加盟》
《店内には、難波邸を作り上げた3組の夫婦各自のブランド直営店があります》

《地元で採れた野生の鹿やイノシシなどを使ったジビエ料理》
《近所の山などで狩猟した鹿なので新鮮な状態でいただけます》

古い宿場町の古民家をリノベーションした『難波邸』。岡山のよさと都会のセンスが融合し、たくさんの人が集う交流拠点となっているようです!

人と作り手が集う場所。岡山県美作市の古民家リノベ複合施設/難波邸(岡山県美作市)
難波邸 公式HP

2.村の油屋さん『ablabo.』/岡山県西粟倉村

《「いい油って、本っっ当に美味しいんですよ!」。そう言って目を輝かせるのは、ablabo.を起業した大林由佳さん》


《昔ながらの製法で搾られた菜種油は、芳醇な菜種の香りはもちろん、菜種の持つ栄養素が含まれています》

大阪大学出身で、岡山のベンチャー企業へ就職した大林さん。会社でさまざまなノウハウを学んだ後、なんと90歳を超える油搾り職人に弟子入り! 油への愛がハンパじゃないablabo.の商品、ぜひ試してみてくださいね。

西粟倉村で起業した油女子のプロジェクト『ablabo.(アブラボ)』/西粟倉村(岡山県)
ablabo. 公式HP

3.日帰り温泉+ゲストハウス+カフェ『あわくら温泉 元湯』/岡山県西粟倉村

《『あわくら温泉 元湯』は中国地方随一のラジウム温泉として高い泉質が評判の温泉》
《毎日温泉に入っている女将は「塗る必要がなくなった」とノーファンデーションで過ごせるようになったほど》

《村民や移住者、旅人、様々な人たちが行き交う交流の場として、毎日人が集う賑やかな場所》

『あわくら温泉 元湯』は、2011年に一度廃業したものの、2015年に地元ベンチャー企業が引き継ぎ新たな形でスタートしました。温泉のほか、カフェやゲストハウスもあるとのこと。地域再生が盛んな西粟倉村、行ってみたいですね!

西粟倉村イチの泉質が楽しめる日帰り温泉+ゲストハウス+カフェ/あわくら温泉 元湯(岡山県西粟倉村)
あわくら温泉 元湯 公式HP

4. 東京の人気イタリアンが移転オープン。牛窓『ACCA』/岡山県瀬戸内市

《広尾『ACCA』といえば、なかなか予約の取れないことで有名だったイタリアンレストラン》
《『ACCA』のメインシェフ林冬青(はやしとうせい)さんが岡山県瀬戸内市に移住して、2014年7月に牛窓『ACCA』をオープンさせました》

《ほぼすべての材料が牛窓、瀬戸内、岡山県産。地場の素材を深く理解して、一番美味しい方法で食べさせてくれます》

移転先を探して全国各地を旅し、牛窓に出合った林シェフ。「瀬戸内海は内海で、川からの淡水と海水が混じる感じが地中海に近いから、食材もイタリアンに合うんじゃないかと思いました」とのこと。瀬戸内は、一流シェフも認める食の宝庫なんですね!

東京の人気イタリアンが移転オープン。牛窓『ACCA』/牛窓(岡山県)

5. 島のデザイン雑貨店『薩摩藩船宿跡 脇屋』/広島県呉市

《幕末に薩摩藩の船宿として使われた、歴史ある建物》

《築およそ200年の日本家屋をリノベーションし、2014年に雑貨店としてオープン》

《笑顔いっぱいのこちらの方が、脇屋のオーナー・井上さん》
《御手洗は歴史ある街並みだけでなく、こんな素敵な方がおもてなしをしてくれるからこそ居心地がいいんですね》

九州で会社員生活を送ったのち、出身県の広島へ戻った井上さん。江戸時代の街並みが残る大崎下島の『御手洗地区』に惚れ込み、ここでお店を始めました。島を愛する井上さんのお店、ぜひ行ってみたいですね!

瀬戸内ぶらり旅におすすめ! 築約200年の旧船宿で営むデザイン雑貨店/広島県呉市
薩摩藩船宿跡 脇屋 公式Facebook

6.離島でアート『ART BASE 百島』/広島県尾道市

《百島はかつて島全体に野菜や果物が育ち、3000人近い人が暮らしていた》
《過疎化が進んだいま、人口は約530人にまで減少。そこへ現在、柳氏を含め、7名のメンバーが移住してきました》

《ART BASE 百島を立ち上げたのは、国際的な展覧会「ヴェネツィア・ビエンナーレ」のアペルト部門(若手部門)で、93年に日本人で初めて受賞した柳幸典氏》
《百島の廃校と出合い、ここを芸術家たちの「秘密基地」として再生した》

このおびただしい数のウルトラマンは、柳幸典氏の『バンザイ・コーナー』というアート作品。(4分の3は鏡に映った虚像) 瀬戸内の離島では、移住者によってこうしたアート活動も繰り広げられています。

芸術の秋は、離島でアート。『ART BASE 百島』/尾道市(広島県)
ART BASE 百島 公式HP

7.島のおばあちゃんにも愛される『まるせきカフェ』/愛媛県今治市

《築80年以上の古民家をリノベーションしたお店》
《常連のおばあちゃんたちも、コーヒーを片手に話に花を咲かせます》

《優しい笑顔で出迎えてくれたのは、まるせきカフェを営む成田さんご夫妻》
《おふたりは岡村島の地域おこし協力隊として東京から移住し、島で結婚しました》

移住先で結婚なんて、素敵すぎる??? 『まるせきカフェ』では、自家焙煎のコーヒーや島の素材を使ったオリジナルスイーツなどがいただけます。ぜひ訪れてみてくださいね!

絶品! 瀬戸内ののどかな島で食べる幸せスイーツ?/愛媛県今治市
まるせきカフェ 公式HP

8. 移住者たちが集う隠れ家カフェのマルシェ『カフェ1plus7』/愛媛県今治市

《大三島は、関東や関西からの移住者が多い島》
《ここは元々オーナーの奥様のご実家でした。夫婦で移住後、何年もかけて、自分たちで改装、増築されました》

《このマルシェに出店されているのは、この島へIターンやUターンで移住された方ばかり》
《得意なこと、好きなことを仕事にして、のんびりゆっくり、島での生活を楽しんでいます》

瀬戸内海は『人が暮らす国立公園』と言われています。大三島に集まってくる移住者の方たちも、昔ながらの暮らしが息づくところに魅かれたのでしょうか? こんな素敵なマルシェ、行ってみたいですね!

好きなことをして暮らす。移住者たちが集う隠れ家カフェのマルシェ/今治市大三島
カフェ1plus7(いちプラスなな)

9. 親子で楽しめる森の遊び場『KITOKURAS』/香川県丸亀市

《KITOKURASをひとことで表すと……『森の遊び場』という感じでしょうか!?》
《広めの公園くらいのスペースに、カフェ、ショップ、図書館、そしてすべり台やブランコなどの遊具が設置されています》

《カフェのなかは、床も天井もテーブルもイスも、すべて無垢材(合板ではなく原木から切り出されたままの木材)を使用》
《地元で代々続く『山一木材』の三代目、熊谷有記さんが、東京からUターンしてここを始めました》

無垢材のよさを伝えるために、こんな施設を作ってしまうとは驚きです! 元デザイン会社勤務というオーナーの熊谷さんのセンスが光っていますね。

カフェ、ショップ、図書館、遊具……親子で楽しめる森の遊び場/KITOKURAS(香川県丸亀市)
KITOKURAS 公式Facebook

10. 老舗旅館の一室にあるショップ&工房『juchi・たんがじ窯・つぐつむ』/兵庫県南あわじ市

《『うめ丸』に入って長い廊下を抜け、エレベーターを使った先に現れる、隠れ家的お店》
《店内には、カラフルな器からとてもやわらかで心地よい器まで、とてもバラエティー豊かな器たちが並びます》

《東京で服飾の販売と営業をしていた宮本潤(みやもとじゅん)さん》
《ものづくりをナリワイにしようと思い兵庫県篠山市に移り住み、3年間修行したのち淡路島に移住》

淡路島の老舗ホテル『うめ丸』の一室にある『juchi・たんがじ窯・つぐつむ』。陶芸体験も可能で、オーナーの宮本さんが手取り足取り丁寧に教えてくれるそう。自然豊かな淡路島でものづくり、ぜひやってみたいですね!

不思議!?老舗旅館の一室に、器と染物のお店と工房『juchi・たんがじ窯・つぐつむ』/兵庫県南あわじ市
juchi・たんがじ窯・つぐつむ 公式HP

11.生まれ変わった淡路島の焼き物『Awabi ware』/兵庫県淡路市

《アンティークとしても人気のある珉平焼などからヒントを得て、現代の食生活にフィットする器をつくっているのが、淡路島出身の岡本純一さん》

 《岡本さんが、Uターンを機に立ち上げたのが、ポッタリーブランドの「Awabi ware(アワビウェア)」です》

江戸時代後期に淡路島で生まれた焼き物を、新たな感性で生まれ変わらせた岡本さん。料理の美味しさが際立つシンプルで美しい器、ぜひ使ってみたいですね!

普段使いできる気持ちのいい器『Awabi ware』/兵庫県淡路市
Awabi ware(アワビウェア)公式HP

いかがでしたか? 移住者の人々から見えてきた瀬戸内の魅力、あなたもぜひ訪れて感じてみてくださいね!

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