100種1万株のアジサイが咲く『花まつり』
広島空港から徒歩3分。1993年に空港のオープンを記念して造られた日本庭園、『三景園』へやってきました。
取材に訪れたのは6月中旬。正門のある『潮見亭』の向こうには、緑濃い木々がのぞいています。
さて、今回の目的はこちら!
そう、この季節に欠かせないアジサイです。三景園では、毎年6月に100種1万株ものアジサイが見られる『花まつり』を開催。カラフルな花々が、曇りがちな景色に彩りを添えてくれます。
※2021年の『花まつり』は中止となりました
それでは、さっそく中へ!
青、紫、ピンク……。淡い色から濃い色まで、どれをとっても本当に美しい! 満開になるのはもう少し先ですが、それでも十分に見応えがあります。
個性あふれる花々にうっとり
こちらは、小ぶりのガクが密集して咲く『アナベル』。純白のブーケのような姿に、「かわいい!」「きれい〜」とあちこちから声が上がっていました。
花の周辺をまばらにガクが囲む『ヤマアジサイ』。一見地味なように見えますが、近くで撮影するとフォトジェニック! よく見るとミツバチがとまっています。
名前はわかりませんが、赤いバラのようなアジサイも緑によく映えて印象的でした。
『三景園』の名前の由来
アジサイ園を出て庭園内をぶらぶら散策していると、突然「ゴォーッ!」という爆音が。なぜなら……
庭園の向こうに管制塔が! そう、ここは広島空港の目と鼻の先。しかし、この音もまったくじゃまには感じず、むしろ飛行機が見えたときは皆喜んでカメラを向けます。そんな“アトラクション”も、ここの魅力のひとつかもしれません。
最後に、三景園の名前の由来をご紹介。さて、下の写真を見て何かに似ていると思いませんか?
実は、この水上に浮かんでいるかのような建物、嚴島神社をイメージして造ったのだそう。目の前に広がる池は瀬戸内海です。三景園には、この“宮島”を含む海のゾーン・山のゾーン・里のゾーンの3つがあり、このことから『三景園』の名が付けられました。
いかがでしたか? 広島の玄関口にふさわしい自然豊かな日本庭園、あなたもぜひ訪れてみてくださいね!
三景園
住所/広島県三原市本郷町善入寺64-24
開園時間/【4〜9月】9:00~18:00 【10〜3月】9:00〜17:00(入園は閉門の30分前まで) ※2021年の『花まつり』は中止
休園日/12/29,30,31
電話/0848-86-9200
入園料/大人270円、小中学生130円 ※イベント期間中は大人320円、小中学生160円 ※年齢や各種条件により、入園料が無料になる場合あり。詳しくは園へお問い合わせください
http://www.chuo-shinrin-koen.or.jp/sankei/sankei.html
瀬戸内Finderフォトライター 古川いづみ
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