海峡の町で100年以上愛される、地魚の旨味がギュッと詰まった鳩子てんぷら/上関水産(山口県上関町)

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山口県の東部、室津半島に位置する上関町。この町には、地元の方に永く愛されている味があります。それが今回ご紹介する『鳩子てんぷら』。毎日の食卓に、上関の定番みやげに、幅広く親しまれている理由を探りに上関水産を訪れました。

■鳩子てんぷらの人気のヒミツとは…

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「うちは家族でやっちょるけえ、毎日作るてんぷらも数が限られとるんよ。だからこそ、手作りで地魚にこだわったものが作れるんじゃけどね」

そう話すのは上関水産三代目のご主人、原田博之さん。奥様、光子さんと義妹の利子さんも取材に応じてくれました。ご家族総出で毎朝暗いうちからてんぷらを揚げていきます。朝6時にお店が開くと、近隣の商店やスーパーへの配送、買いに来るお客さんで、昼前には売り切れることも。揚げたてのてんぷらは、袋につめる前に冷まされます。

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鯛はも天やピリ辛、かき揚げ、ごぼう入りなど全部で8種類のてんぷらに、ちくわが1種。その他にもひじきや乾物などの加工品も店頭に並んでいます。アツアツの揚げたては、早起きして朝の6時~7時に来ると食べられます!

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とっても美しいきつね色!早速おひとついただきま~す!

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一口ほおばると、口の中にジュワ~ッと海が広がります!鯛、ハモ、コチ、エソなど様々な地魚が使われているからこその味わい。食べ応えのある、お魚の濃い味が楽しめます。

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博之さんがてんぷらに使われる地魚を見せてくれました。漁師さんが毎朝暗いうちから漁に出て獲ってくるそうです。
「戦前はこの辺りにも3軒てんぷら屋があった。うちは戦時中も作りよったんよ。鉄製の物が全部取られたけえ、石臼ですりつぶすのが本当に大変やったんを覚えちょる。塩が入ると固くてねぇ」
100年以上、時代の移り変わりとともに歩んできた鳩子てんぷら。『鳩子』というネーミングは、昭和の時代に上関が舞台になった『鳩子の海』というドラマから来ています。

■四代目に受け継がれてゆく味

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上関漁港の目の前にある本店以外にも、実は揚げたての鳩子てんぷらが食べられる場所があります。それがこちら!

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漁港を挟んでちょうど向かい側にある、道の駅『上関海峡』。こちらでは四代目の原田資さんが鳩子てんぷらの味を受け継いでいます。8:30~17:30まで開いていて、いつでも揚げたてのてんぷらが食べられます!
上関にお越しの際は是非、小腹を満たしにお立ち寄りください♪


【おいでませ!山口】
●本家原田 上関水産 鳩子てんぷら
上関で創業100年以上のてんぷら屋さん。手造り・地物の魚にこだわったてんぷらは格別の美味しさ。お土産にまとめ買いしていくお客さんも。

営業時間/6:00~17:30頃
定休日/土曜
所在地/山口県熊毛郡上関町大字長島471
電話/0820-62-0031
FAX/0820-62-0031
メール(注文のみ)/info@hatokoten.com
ホームページ/http://hatokoten.com/

●上関水産 道の駅店(道の駅 上関海峡内)
営業時間/8:30~17:30
定休日/水曜日(祝日除く)、1月1日~1月3日
所在地/山口県熊毛郡上関町室津904-15
電話/0820-62-1139
FAX/0820-62-1166

瀬戸内Finderフォトライター 武井奈々

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武井 奈々

武井 奈々

武井奈々/フォトライター
大阪生まれ大阪育ち。
大阪、東京、バンクーバーを経て、祖母の家がある山口県へたどり着きました。
どこへ行っても「大阪っぽくない」と言われます。
今は山口の東側、瀬戸内海の小さな町におばあちゃんと二人暮らし。
写真を撮ったり記事を書いたり、種をまいたり海に浮かんだりする毎日。
周防大島に小さな宿を開くつもりで準備中です。
瀬戸内海ってほんとう気持ちのよいところです。

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