徳島県には豪快かつ優美な滝がたくさんあることをご存知ですか?
今回は『日本の滝100選』にも選ばれている『雨乞の滝(あまごいのたき)』をご紹介します!
『雨乞の滝』は徳島県中部にある滝で、吉野川水系の高根谷川に架かります。
こちらが『雨乞の滝』の入口です。滝までは約800mの道のり。
深い森の中に遊歩道が続いています。
渓谷に沿って坂道を登っていくと、すぐに清涼感たっぷりの滝が出現!
『うぐいす滝』と名付けられた落差約10mの渓流瀑です。
この『うぐいす滝』を横目に見ながら遊歩道をさらに登っていきます。
坂道の勾配は思った以上に急で、距離も長く感じます。
でも、コースの途中には美しい小滝や渓流がたくさんあるので飽きることもなく、休憩をはさみながらゆっくり歩けばそれほど疲れません。
こちらは『もみじ滝』。落差は約8m。その名の通りモミジの木々が滝の周辺を取り囲んでいます。
今回訪問したのは11月中旬でしたが、まだ色付きはこれから。
紅葉のピークは11月下旬頃、その時にはさらに美しい姿が見られるはず!
ついに目的の滝まで残り100mの地点に到達しました!
遊歩道は長い長い坂道ですが、滝までの距離を知らせてくれる看板が随所に立っているので安心感を与えてくれます。
『滝まで400m、頑張って!』といった激励の看板もあるんですよ!
こちらは『観音滝』。落差は約8m。
この滝を超えれば、終点は間もなくです!
『観音滝』を横目に最後の坂を登っていきます。
さあ、どんな光景が飛び込んでくるのでしょうか!?
期待が膨らみます!!
坂を登りきると視界が開け、ついに終点の『雨乞の滝』に到着!
『雨乞の滝』は2筋に分かれて落ちる夫婦滝で、左は落差27mの『雄滝』、右が落差45mの『雌滝』。
来る途中に見た滝とは比べものにならないスケールで大迫力です!
右側の『雌滝』にズームアップ!
三段に分かれて流れ落ちる優美な姿を見ていると、行きの登り坂の疲れも吹き飛びます!
滝の名称の由来は、かつて長い日照りで困った農民たちが、ここで蓑笠を着て鐘・太鼓などを打ち鳴らし、雨乞いを行ったことに由来するそうです。
伝承の真偽はともかく、滝の前にたたずんでいるだけで、何か神秘的なパワーをもらえそうな…
そんな不思議な存在感がある名瀑です!
紅葉のピークは11月下旬ですので、その頃には紅葉狩りも兼ねて渓流ウォーキングを楽しめますよ!
雨乞の滝
住所/徳島県名西郡神山町神領字谷
駐車場/あり(無料)
https://www.town.kamiyama.lg.jp/enjoy/map/2015/12/amagoi-no-taki.html
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
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この記事を取材したフォトライター
松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
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