徳島県には豪快かつ優美な滝がたくさんあることをご存知ですか?
今回は『日本の滝100選』にも選ばれている『轟の滝(とどろきのたき)』をご紹介します!
『轟の滝』は徳島県南部にある滝で、海部川の上流に架かります。
『轟神社』の周辺に多くの滝が点在し、これらを総称して『轟九十九滝』と呼ぶこともあります。
まず前編では『轟神社』と瀑布群の主瀑である『轟本滝』を巡ります。
こちらが『轟の滝』の入口。石階段の参道を登り、まず最初に『轟神社』を参拝します。
急勾配の階段ですが、両脇には杉の巨木が立ち並び、辺りは神聖な雰囲気。
階段を登りきると、轟神社の本堂があります。
お参りをした後は、来た道とは別の道を下って滝へと向かいます!
(なお、轟神社へ登らずに途中から滝へ行ける道もあります。)
道を下りきると朱色の鳥居と御神木があり、辺りには滝の音が轟いています。
突然、雲間から太陽の光が差し込み、奇跡のような神々しい光景が!
滝の方を振り返ると、轟の滝(轟本滝)に二重の虹が架かっています!
前日の大雨で増水したため大量の水煙が立ち上り、そこに日光が当たってキレイな虹が現れました!
あまりの美しさに、言葉も出ません…
滝壺近くには『轟神社荒魂鎮座』と書かれた石碑が立っています。
実はこの滝が轟神社のご神体なのです!
轟本滝の前には岩がせり出していて、増水時には滝全体を見ることができません。
しかし、通常の水量なら滝壺の奥まで行くことができて、そこからは滝全体の姿がよく見えます。
轟本滝の落差は58m。徳島県一の高さを誇ります。
轟本滝の落ち口には真ん中に巨大な岩があり、水流を二つに分断しています。
また滝の両側は絶壁になっていて、それゆえまさに滝の名称どおりに水音が辺りに轟くのです。
『轟の滝』を訪れた人の大半は、今回ご紹介した轟神社と轟本滝のみを見て帰ってしまいます。
しかし冒頭でご紹介したように、轟本滝の上流には大小さまざまな滝が連続してあり、山全体が滝の回廊のようになっています。
『後編』では、その『轟九十九滝』巡りをご紹介します。
◇轟の滝(轟九十九滝)
所在地/徳島県海部郡海陽町平井
駐車場/あり(無料)
http://www.kaiyo-kankou.jp/index.php/play2t/todoroki
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
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この記事を取材したフォトライター
松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
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