『森林浴を楽しみながら滝の回廊を巡ろう! ~ 前編 ~』の轟神社と轟本滝に続いて、後編では轟本滝の上流にある瀑布群を巡ります。
轟本滝からの帰り道、橋を渡るとコースが二手に分かれています。
一つは駐車場へ向かう帰り道。もう一つは轟本滝の上流へと続く遊歩道です。
『轟神社』の周辺には多くの滝が点在し、これらを総称して『轟九十九滝』とも呼ばれます。
山全体が滝の回廊のようになっていて、一番下流の轟本滝から最上部の滝まで約1,500mの道のり。
往復で2時間もあれば、ゆっくりと森林浴を楽しみつつ、全ての滝を歩いて巡ることができます。
散策コースの一番最初、やや急な階段を登っていくと、轟本滝のすぐ上流にある『二重の滝』が見えてきます。
落差は約10m。左右二つの滝が並ぶように流れ落ち、この滝にも虹が架かりました!
さらに遊歩道を上流へと歩いていきます。
道の両側には名も無き滝が幾筋も架かり、マイナスイオンをたっぷりと浴びながら森林浴を楽しめます!
続いて見えてくるのが『横見滝』。落差は約15m。
遊歩道から案内看板に従って脇道へ入ると、滝全体がよく見える展望ポイントがあります。
『横見滝』のすぐ下流はやや深い渓谷。
森の緑が川面に反射して、美しいグリーンの水が流れ下っていきます。
さらに上流に歩いていくと、ベンチがある休憩広場に到着します。
ここから岩肌を流れ落ちる名も無き小滝が見下ろせます。
なお、このすぐ左側に『舟形滝』があるのですが、川べりまで降りていかないと見られません。
さらに50mほど歩くと、水量の豊富な『丸渕滝』が轟音を発しています!
落差は約15m。
さらに約50m歩くと『鳥返滝』が見えてきます。落差約10m。美しい滝壺が特徴です。
ここまでは次々と滝が連続して架かり、ほんの少し歩くと次の滝が見えてきます。
ところが、この先は約700mの山道を歩かないと次の滝が見られません。
森の散策に慣れていない人は『鳥返滝』までで折り返すのもいいかもしれませんね。
さて、さらに15分~20分かけて遊歩道を進むと、いよいよ最後の滝が登場します!
遊歩道沿いに『鍋割神社』があり、コースはまだ先へと続いていますが「これより先に滝はありません」という看板が立っています。
いよいよ滝の回廊の最上部に着いたのです!
まずは神社でお参りをしてから、滝の方へと降りていきます。
こちらが最後の『鍋割滝』です!落差は約20m。
一番下流の『轟本滝』に次ぐ高さの滝です。
慎重に足場を選びながら岩場を降りていき、滝の正面に回り込みます。
ここからは前の大岩があってやや視界を遮られますが、迫力満点です!
途中からはやや長い山道でしたが、最後の滝まで来た甲斐がありました!
帰りは下り坂ですので気楽ですし、瀑布群を再び見ながら帰ります。
少ししか時間が経っていなくても、太陽の光の角度によって全く違う滝に見えることもあります。
行きも帰りも滝を堪能しながら、マイナスイオンたっぷりの森林浴を楽しめますよ!
『前編』の轟神社・轟本滝と合わせて、ぜひ轟九十九滝めぐりもチャレンジしてみてください!
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◇轟の滝(轟九十九滝)
所在地/徳島県海部郡海陽町平井
駐車場/あり(無料)
http://www.kaiyo-kankou.jp/index.php/play2t/todoroki
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
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この記事を取材したフォトライター
松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
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