明石名物の駅弁『ひっぱりだこ飯』弁当が人気
旅のお供であり、旅の楽しみでもあるご当地駅弁。見た目にかわいく、食べておいしく、食べ終わっても楽しいお弁当がこちら。
『ひっぱりだこ飯』弁当。たこ漁でつかわれるたこ壺を模して焼き上げられた容器の側面には、3Dな蛸があしらわれていてキュート。もはや、これはお弁当箱ではありません。
さすがに丸ごとたこは入っていませんが、たこ壺のふちぎりぎりまで具材がつまっていて、おいしそう!
このお弁当は、平成10年の明石(あかし)海峡大橋開通を記念して、明治36年創業の老舗『淡路屋』が考案したものです。山陽新幹線の西明石駅の駅弁として販売が始まりましたが、今では販売場所がひろがり、ロングセラーの定番商品になっています。
具がびっしり!たこ壺何杯でもイケそうなおいしさ!
穴子のしぐれ煮、しいたけ、筍、菜の花、人参、錦糸卵が彩りよく添えられ、中央には『ひっぱりだこ飯』の主役、明石たこのうま煮がごろっと。見応えばっちりですね。この下は、炊き込みご飯になっています。
明石たことは、明石海峡近海で獲れる真だこのこと。そのおいしさは、潮流の速い明石海峡で育ったことに由来します。
潮が速いために、たこの身が引き締まり太く短くがっしりとした脚が育まれるのです。また、この海域にはたこの餌となるかにが豊富であり、身に甘みが生まれます。明石の魚の棚(うおのたな)商店街に行けば、魚屋さんの前の通路に明石たこの詰まったトロ箱が並び、時には生きのいいたこがそこから這いだしてくるのが見られますよ。
さて、『ひっぱりだこ飯』のお味はというと、醤油ベースのふっくらとした炊き込みご飯だけでも、たこ壺何杯でもいけてしまいそうな間違いないおいしさなのです。実際はそれぞれの具材と合わせて食べ進められるので、最後までまったく飽きの来ないお弁当になっています。
最後まで、と言ったのは大げさではなく、たこ壺の底の方まで食べ進んだところで練り物の『たこ天』が出てきます。箸が練り物に触ると、当たりのたこ壺を引いたかのような嬉しさがあります。
『ひっぱりだこ飯』食べ終わったらたこ壷はお土産に♪
食べ終わったら、たこ壺型容器は是非お土産として持ち帰ってください。壺はそのまま電子レンジで加熱することもできるので、使い道を考えるのも楽しいかも。
ひっぱりだこ飯
販売店のご案内はこちら
製造者/株式会社淡路屋
https://www.awajiya.co.jp
瀬戸内Finderフォトライター 堀まどか
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この記事を取材したフォトライター
堀 まどか
堀 まどか/フォトライター 兵庫県生まれ、在住。実務翻訳、外国人起業家支援、通訳案内士(英語)、そしてフォトライター。 ネットマーケティングの外資系スタートアップで進行管理や顧客サポートを担当。 2011年から、フジサンケイビジネスアイ掲載の週刊コラム『ITビジネス最前線』を英日翻訳しています。 日常の風景や旅先で出会った人の表情など、心に触れるものを写真におさめています。瀬戸内のスポット、暮らしぶり、季節感、食を私目線で切り取ります。 写真ブログ http://riderv328.tumblr.com ツイッター https://twitter.com/Riderv328
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