尾道人の日常が創り出すワン・アンド・オンリーのユーズドデニム/尾道デニムプロジェクト(広島県尾道市)

瀬戸内のデニムというと岡山県の児島が有名。瀬戸内Finderでもジーンズストリート、工場とユーザーをつなぐデニムプロジェクトを紹介してきましたが、今回ご紹介するのは広島県尾道市。デニムを通して地域の人や仕事、くらしを知るユニークなプロジェクトをご紹介します。

尾道デニムプロジェクトの中心となっているのは、こちらの可愛らしい女性お二人。濱野さん(左)と小川さん(右)。
取材に伺った日はデニムの交換日とのことで、ジーンズを抱えてパチリ。
いい笑顔をいただきました。

ところで、ジーンズの交換とはどういうことなのでしょうか?

尾道デニムとは、尾道の人たちが、日々穿き込むという、超アナログ&ローカルな方法で作られたユーズドデニムです。
漁師さんや猟師さん、お坊さんなど、尾道で働き、暮らす人たちに、1年間デニムを穿いてもらいます。

デニムは1週間に1度回収して島根県のデニム加工場に送り、職人の目を通して洗いにかけます。工場で使用しているデニム専用の洗剤で洗った後、穿き手に返却されます。
1年後、しっかりと色落ちしたデニムは、尾道デニムとして販売されるのです。


尾道デニムの色落ちには、穿き手の仕事や暮らしがしっかりと現れます。
こちらは、漁師さんのデニム。ヒザ下あたりに長靴を履いたあとがしっかりと残っているのが特徴的です。

このデニムの穿き手は鉄工所の方。
生地に鉄粉が入り込んだことで独特の色合いになっています。
ワンウォッシュのデニムと比べると、色落ち具合がよくわかります。

膝にうっすらとうっすら血の痕のようなものがついているのは、猟師さんが穿き込んだもの。野生の猪がしばしば出没する、地方ならではのお仕事です。

このように尾道の人が穿き込んだデニムは、一つして同じものがないのはもちろん、一本一本にそれぞれの時間とストーリーが染みこんでいます。
その数延べ360人 計720本(現在製作中のもの含む)。
お客様は、デニムを通して尾道の暮らしと仕事、人に触れることができるのです。

尾道デニムは、尾道の『ONOMICHI DENIM SHOP』で購入できる他、『ONOMICHI DENIM CARAVAN』という移動式の展示販売会で他の地域での販売も行っていますので、ご興味のある方はHPを御覧ください。


ONOMICHI DENIM SHOP
所在地/広島県尾道市久保1-2-23
TEL/0848-37-0398
営業時間/11:00-19:00
水曜日/定休
HP/http://www.onomichidenim.com/

瀬戸内Finderフォトライター・浅井克俊/アサイアサミ(ココホレジャパン)

大きな地図を見る>

この記事が役に立ったらいいね!してね

関連キーワード

関連記事

この記事を取材したフォトライター

ココホレジャパン

ココホレジャパン

ココホレジャパンは、岡山を拠点に全国で「地域の魅力を広告する」インディペンデントでオルタナティブな広告会社です。 雑誌「TURNS」の企画制作、岡山を代表する魚「ままかり」の可能性を探すプロジェクト=「ままかRe:Project」の主催のほか、CMやグラフィック制作など、広告屋さんぽいこともたまにしています。 大都市のモノマネ・劣化版ではない、その地域・企業だけの魅力を掘り起こし、デザイン・編集して、「これ、いいでしょ!」と伝えていく。 それが私たちの仕事です。 ココホレジャパン http://kkhr.jp

「おみやげ・お取り寄せ」のランキング

「おみやげ・お取り寄せ」の記事はまだまだあります

おみやげ一覧

Features

特集

特集一覧
PAGE TOP