しまなみ海道最南端、今治市の夏を熱く彩る『今治市民のまつりおんまく』。
このお祭りは、市民みんなが一体となって、街づくり、人づくりを行おうと今から19年前にスタートしました。
『おんまく』とは、今治地方の方言で、『めちゃくちゃ、おもいっきり、いっぱい』という意味。
『踊り』『郷土芸能』『花火』を柱に、さまざまなイベントが開催されます。
今回は、愛媛を代表する“おんまく楽しい”夏のお祭り『今治市民のまつりおんまく』をご紹介します!
軽快なダンスでおんまくスタート!
一日目は本祭り。
まずは三本柱の一つ、『踊り』です。
踊りは全部で3曲あり、こちらは今治オリジナルダンス『ダンスバリサイ』。
エスニックでアップテンポなメロディーに合わせ、自由自在に踊ります。
2016年は約70チームが参加!
車両通行止めとなる、港から今治市役所までのエリアで『ダンスバリサイ』は行われます。
今治は造船の町。
踊りの中でも船をアピール!
踊り隊には、今治のさまざまな企業も参加し、市をあげてお祭りを盛り上げます。
一年で一番暑い8月。
今治の町は、更に熱くなります!
400年の歴史ある踊り
日が沈み、夜になると、今度はハッピや浴衣を着た踊り隊が町を練り歩きます。
曲は『木山音頭』と『今治お祭り音頭』。
木山音頭が始まったのは、今から約400年前の江戸時代。
藤堂高虎は『いよいよ、この地を治める』という決意を込めて、今張から“今治”に地名を改めました。
全国でも珍しい海水を堀に引き入れた城を築城。
その時、作られた踊りが『木山音頭』です。
一方『今治お祭り音頭』は、今治市制60周年を記念して作られたもの。
伝統ある踊りをお祭りを通じて継承していく。子供からお年寄りまで、老若男女一体となり繰り広げられます。
■圧巻!今治の伝統芸能『継ぎ獅子』の共演!
今治地方に古くから伝わる伝統芸能『継ぎ獅子』。
通常、各地の神社の春祭りに行われている獅子舞ですが、年に一度、今治中から集い、一斉に披露されます。
継ぎ獅子は、人の上に人が立ち、獅子頭をかぶり獅子を舞うという、全国的にも例を見ないとても珍しい獅子舞です。
「少しでも神様に近づきたい」そんな思いから『三継ぎ獅子』『四継ぎ獅子』『五継ぎ獅子』と、どんどん高くなっていった継ぎ獅子。
一番上で舞いを舞うのは、なんと幼稚園から小学校低学年の子供たち。
見ている方もハラハラドキドキ!
2016年も、19団体が参加!夕陽を浴びながら一斉に継がれる継ぎ獅子。
一度は見たい伝統芸能です!
商店街や港周辺でもさまざまな催しが!
2日目は後祭り。
商店街では、しまなみ海道の和太鼓が一堂に会する『和太鼓コンサート』が行われます。
各地で活動する団体が、おんまくに集結!
日本の文化を堪能ください!
この他、美味しいグルメが勢揃いする模擬店や、高校生ダンスイベントなど、盛りだくさん。
2日間、今治港周辺で行われるさまざまな催し。
水分補給をしながら、思いっきりお楽しみください!
フィナーレは中四国最大級の花火ショー
約20万人が訪れる中四国最大級の花火ショー。
今治市民の祭りおんまくがスタートして、来年で20周年。
2016年の花火は、20年に向け更なる発展を願い10,000+1発となりました。
花火のバックにはライトアップされたしまなみ海道。
橋と花火のコラボです!
今年の目玉は、特別製『二度咲蝶々千輪』15号玉。
夜空に、無数の蝶々が羽ばたきます。
そしてクライマックスは、おんまく花火名物の、尺玉100連発!
直径約300mの花火が、これでもかと次々夜空に開きます。
とにかく圧巻です!!
最後までしっかりと見てくださいね!
この夏はしまなみ海道の四国の入口、今治市の夏祭りへGO!
今治市民のまつりおんまく
開催地/愛媛県今治市港周辺(今治市役所から港周辺)
電話/0898-23-3939 今治市民のまつり振興会事務局
開催日/2016年8月6日(土)、7日(日)
開催時間/本祭り10:45~22:00
後祭り10:00~21:00(詳しくはホームページを参照)
駐車場/有
http://www.onmaku.jp/
花火大会詳細
開催日時:2016年8月7日(日) ※荒天中止
場所:愛媛県今治市(今治港)
(今治駅より徒歩15分)
打上場所は今治港防波堤)
花火打上時間 20:00~21:00
有料席:無
打ち上げ玉数:10,001発
駐車場:会場周辺に約1000台
瀬戸内Finderフォトライター 大橋麻輝
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