香川の新習慣!?驚きの『年明けうどん』
空海の時代より香川県で受け継がれてきた『さぬきうどん』。長い歴史を持つこの郷土料理に、近年『新しい風習』が生まれたのをご存じでしょうか?
その『風習』を確かめにやって来たのが、香川や大阪、東京でも店舗を展開するうどん店『さぬき麺業』の松並店(高松市)です。
店内はご覧の通り広々。セルフではなくフルサービスのお店なので、ゆっくり食事が楽しめます。
さて、テーブルに着くと……さっそく本日の目的を発見!
『年明けうどん』——香川ではいま、正月に『紅いもの』が入ったおめでたいうどんを食べることが、新しい風習として広まりつつあるのです。
うどんにのせる具はさまざまですが、とくに香川らしいのがこちら!
その名も『さぬきの年明けうどん』。初日の出のような紅いお餅が、どーんとのっています。
さて、この何が香川らしいのかというと……
お餅の中からあんこが!! ご存じかもしれませんが、香川の多くの家庭では、正月にあん餅入りのお雑煮を食べます。『さぬきの年明けうどん』は、そこにヒントを得て生まれました。しょっぱいだしと甘いあんこが互いに引き立て合って、ハマる人続出!
ずるずるっと、またたく間に完食。落ち着いたところであらためて店内を見渡すと、一角で職人さんが黙々とうどんを打っていました。
『さぬき麺業 松並店』では、このように間近でうどん作りを見ることができます。お店近くの『さぬき麺業 本社工場』でうどん教室を開催しているので、予約すれば手打ち体験をすることも可能だとか!(詳細はこちら)
「『さぬき麺業』では、1日に何万食ものうどんを昔ながらの製法で作っているんですよ」
優しい笑顔で語ってくれたのは、三代目の香川政明さん。小学生の頃から手打ちの腕を磨いてきた、筋金入りのうどん職人です。
おいしいうどんを堪能したら、おみやげの購入もお忘れなく!
年明けうどんは、香川の各うどん店で正月に提供されます。あなたもぜひ、おめでたいうどんを食べながら新年を祝ってみてくださいね!
さぬき麺業 松並店
住所/香川県高松市西ハゼ町235-1
営業時間/9:00~20:00
定休日/なし
電話/087-866-4981
*2020年は短縮営業のためHPで確認を
http://www.sanukiudon.co.jp/
年明けうどん 公式ホームページ
https://www.toshiakeudon.jp/
瀬戸内Finderフォトライター 古川いづみ
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